So-net無料ブログ作成
環境問題 ブログトップ
前の10件 | -

洋上風力発電所、茨城沖に建設へ-首都圏最大級 [環境問題]

東京ガスと日立製作所が、茨城県沖合で首都圏最大級となる洋上風力発電所の建設に乗り出すことがわかった。20万~30万キロ・ワットの発電能力を見込み、2020年代半ばの稼働を目指す。建設を通じて技術力を高め、国内でまだ少ない洋上風力発電の普及に弾みをつける。

候補地は茨城県神栖市の数百メートル沖合。出力5000キロ・ワットの風車であれば、40~60基が並ぶ。平均的な家庭で最大約15万世帯の年間の電力消費をまかなえる。事業費は1000億円を超える見通しだ。風量が年間を通じて安定している洋上では、陸上に比べて風力発電の発電効率が高い。近くに民家がなく、騒音問題も起きにくい。

洋上での風車建設や送電線の設置に多額の費用がかかることが課題だった。しかし、再生可能エネルギーによる電気を電力会社に買い取らせる「固定価格買い取り制度」で、14年度から洋上風力発電は1KW時あたり36円と陸上の同20円程度より高く設定されており、両社は巨額の事業費となっても採算が合うと判断した。年内にも具体的な計画を固める。2017/9/19 読売新聞

風力発電はダム、太陽光、地熱と並んで自然エネルギー利用の優等生である。しかし設置場所についてはまず、年間を通して平均風速が6m/sec.以上が一般的な採算分岐点である。従ってその様な風の強い地域は限定される。更には近隣住民への低周波振動や羽根切音等の影響が指摘されている。これらについて洋上風力発電所は下図のように長所、短所が示されている。

洋上風力発電所、茨城沖に建設へ.jpg

洋上風力発電所の長所、短所(読売)

洋上発電では図にあるように海底に基礎を作る必要があり、海底までの深さがあまりに深いと、基礎だけでも巨大な構造物になってしまう。幾ら人が居住しない工作物とはいえ、安全性は確保しなければならない。台風時の風荷重や、波浪に対して十分な安全率を持っていなければ、倒壊してその後片づけ費用まで考えると、コストはかなりかかるのではないか?

風力発電所はEU諸国では相当進んであり、自然の中に数十基(100以上?)も風車が並んでいる風景が或る。山間では風の通りが悪いはずだが、山の頂上近くに建てているところもある。筆者から見ればせっかくのEUの風景が興ざめに見えるのだがどうであろう。又、山間では人は住んでいないだろうが、動物たちには迷惑に違いない。

その点では洋上発電は自然の風景を損ねる事は少ないかもしれない。それでも海に沈む太陽を眺めるのが好きな人には、見たくない風景である。ダム建設では自然破壊と言われた。太陽光発電では森林伐採が問題となる。風力発電所はその点では少しは環境影響が少ない。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

nice!(0)  コメント(0) 

壊れた太陽光パネルで感電のおそれ-太陽光発電の「光と影」 [環境問題]

住宅などの屋根に設置されている太陽光パネルが、災害などで壊れても発電を続け感電するおそれがあるのに、およそ6割の自治体が感電の危険性を認識していなかったことが、総務省の調査で分かった。総務省は環境省と経済産業省に対し、適切な対応を取るよう勧告した。

総務省によると、太陽光パネルは地震や大雨による災害や火災などで壊れても、日光にあたっていると発電を続けるため、接触して感電するおそれがある。2017/9/8日 NHK

筆者は太陽光発電について少しは知っているつもりであったが、この報道の内容は初耳であった。或いは迂闊であった。考えてみれば太陽光パネルは砂漠の真ん中でも発電できる、自立型の発電だから、光さえ当たればパネルユニット単体でも発電するわけである。

地震等で破損しても、それは断線やパネルの一部だけであるから、他のパネルについては通電していれば相当な発電をし続け、撤去作業に感電することもあるわけである。普通の「電気器具」であれば一部が故障すれば機器全体が動かなくなるが、太陽光パネルはまるでアメーバのようにバラバラになっても動き続くのであった。

2012年7月に太陽光発電を奨励する「買い取り制度」が議決されて、電力会社が必ず高く買い取ってくれることから、リスクのない新規事業とばかりに申請が殺到した。そしてあまりに急速な発展の為、電力会社の経営にも影響が出て、買い取り価格は年々下がり続けている。しかし最初に認可された事業者には20年間、当初の高値で買い取りは続いており「負の遺産」なのである。

しかしながら今回の報道で分かったことであるが、太陽光パネルの適正な廃棄物処理が決められていなかったことは驚きである。危険物であるから取り扱いは普通の産廃業では問題だろうし、今やリサイクルの時代だから焼却処分と言うのはもったいない。

太陽電池モジュールには鉛、銅、銀等が使われているが、少量なのでリサイクルにはコストが掛ることであろう。そうなるとやはり焼却となり、その燃え殻は「管理型処分場」に捨てなければならない。「管理型処分場」は今や払底状態なのに、である。

エコロジーの代名詞でもある「太陽光発電」であるが、何やら原子力発電の「廃炉処理」の様なことになってきた。物事には「光と影」があるが、当に太陽光発電の「光と影」である。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

nice!(0)  コメント(0) 

中央道土砂崩れで工場など捜索-敷地内不法投棄 [環境問題]

車4台が巻き込まれ、6人が重軽傷を負った岐阜県瑞浪みずなみ市釜戸町の中央自動車道の土砂崩れで、県警は24日午前、近くの窯業原料メーカー「丸釜釜戸陶料」の本社や工場などを廃棄物処理法違反容疑で捜索した。崩れた土砂には同社が排出した産業廃棄物の汚泥が大量に混じっており、県警は、産廃の不適正な管理が事故の背景にあったとみて調べる。

捜査関係者によると、同社には、敷地内の採石場跡地に陶磁器原料などの製造過程で出る汚泥などの産廃を不法投棄した疑いがある。汚泥を含む土砂は、18日夜の大雨による崩落で中央道に流れ出たほか、汚泥の入った袋が近くの御湯川をせき止めたために一帯の住宅街にも流れ込んだ。2017/08/24 読売

8月18日の大雨による土砂崩れは、流れてきた土砂が異様であった。白っぽい泥土はまるで固まっていない石膏のように見えたのである。筆者は各地の土を見てきているが、石膏のように見える土は見たことが無く、その原因には関心があった。

白い泥土の原因は、崩壊した山に建っていた丸釜釜戸陶料の第三工場敷地内に不法投棄された、汚泥であった。陶磁器原料などの製造過程で出る汚泥は副産物であるが、含水が多く、粒子が75μ以下の場合「廃棄物」と見做され、法律に基づき適正に処理されなければならない。

廃棄物の場合、たとえ自分の敷地内でも勝手に埋めてはいけないのである。以前のブログで余ったコンクリートを埋めたことが不法となり、摘発されたことを取り上げたが、筆者は毒性のないコンクリート塊を埋める事はそれ程問題にならない、と思っていた。今回は事情が異なるようだ。

今回は粒子の細かい汚泥であった。この汚泥は含水が大きければ泥状であり、全く強度は無い。そして含水が無くなった場合であるが、おそらく乾燥すると人が歩けるくらいには強度は出るので、不法投棄は続けられたのであろう。人が歩けなければ、投棄自体できないからである。

しかし再び水分を含むと、時間はかかるだろうが泥状になってしまう様な物なのではないだろうか。斜面の途中に投棄された部分全体が泥状となっていれば、崩壊し易い事は明白である。まして掘削した穴に埋めたのではなく、土嚢を積んで土留めとして埋めていたのだから、大雨での崩壊は起こるべくして起こったと言える。

又、この泥土には「結晶質シリカ」が含まれているという事から、流れ出た土砂が乾燥して「結晶質シリカ」が飛散し吸い込むと「塵肺」の恐れがあるそうである。丸釜釜戸陶料の第三工場には行った捜査員は全員防塵マスクをしている。

建設汚泥の場合、そのまま処分場に持っていくことは無く、中間処理場で脱水や固化させるのが一般的である。固化させれば埋め土として再利用することもある。中間処理を行うには5000円/m3くらいかかるので、丸釜釜戸陶料は不法投棄をしたのであろう。今回の事故で民事裁判となれば莫大な請求がなされるであろう。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

nice!(0)  コメント(0) 

日本海北部の海域で水揚げされる2歳以上のブリが近年、小型化 [環境問題]

資源量は高い水準にあり、原因は不明だ。分布・回遊の範囲がオホーツク海など北方に広がってきており、新潟県水産海洋研究所が関連を調べている。同研究所漁業課の池田怜・主任研究員が4日、新潟市中央区の研究発表会で報告した。池田研究員によると、同研究所が2011年と16年の12月に佐渡市で水揚げされたブリの体長を調べたところ、2歳以上のブリが10cmほど小さくなっていることが判明したという。年1回形成されるうろこの模様などから年齢を推定した。

体重7kg以上とされる寒ブリサイズに成長するのに、以前より1年多くかかるようになったことも分かった。17年1月に漁獲された7kg以上の寒ブリの年齢は4歳だったのに対し、15年ほど前に調べた同量の寒ブリは3歳だったという。2017/07/3 読売

筆者は鰤が好きだ。刺身も良いし、寿司のネタにも良い。又、鰤シャブにしても鍋が美味しくなる。頭や骨の粗で作る鰤大根も良い。筆者は冬になると近くの鮮魚センターで半身を買って、身の方は刺身と切り身にして、粗は鰤大根にする。出刃庖丁と刺身包丁があるから自分で捌く。

この記事を読み、改めて調べてみると、日本では年間約20万tonの鰤を食べており、天然鰤が5万ton、養殖が15万tonとなっている。天然の鰤の方が美味しいのは確かであるが、環境保護の観点では養殖を多くするのが望ましい。その点では鰤に関しては日本は良くやっているのではないだろうか?

記事では天然鰤の成長速度が遅くなっている原因は分かっていないようで、気になる現象である。生物学は全く不得手の筆者ではあるが、手塚治虫のマンガで自然界で食糧不足になり、ある種の動物が小型化することをテーマにした作品があった。小型になれば食料は少なくて済む。

しかし小型化して生き延びて、その後、又食料が増えて大きくなるという保証は無い。食糧不足は更に進むことも当然ありうるわけで、世界中の動物が絶滅することもあるのだろう。氷河期などが多分そうなのだろう。

大きな現象が起きる前には必ず予兆があるものである。大地震についての予知は出来ないが、太平洋プレートが日本海に沈みこんでいるのは確認されている。鰤の生育が遅れているのは、今、海洋での生態系が少しずつ変化している結果ではないだろうか?

そして藻、プランクトン、子魚、中型魚、大型魚という生体系が狂い始め、生命を生んだ海が壊れていく予兆ではないと言いきれるのだろうか?ここまで書くとSFの妄想になってしまうが、少なくとも鰤の生育が遅れている原因は突き止めてもらいたい。海洋国日本の責務である。

ところで養殖の鰤に関して、天然とは違うとして「はまち」と呼ぶことがある。そして「はまち」の養殖には餌に抗生物質を混ぜている、と聞いたことがある。現在はどうなっているのか分からないが、長年食すると副作用は無いのだろうか?まあ筆者の年齢ではあまり気にならないが、若い人は心配であろう。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

核のごみ最終処分地選定へ-「科学的特性マップ」を公開 [環境問題]

経済産業省は28日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)を地中深くに投棄する「地層処分」の適否について、日本地図を4色に塗り分けて示した「科学的特性マップ」を初めて公表した。地図の公表によって、核のごみの最終処分地について国民の関心を高めることが狙い。マップを活用した説明会を今秋以降、全国で開催し、地域の理解を得た上で、将来的な処分地選定調査につなげたい考えだ。2017/7/28 産経

公開された「科学的特性マップ」は詳細でありここでは掲載できないので、下記のリンクを参照されたい。
「科学的特性マップ」資源エネルギー庁

これを見ると

1. 候補地は海岸近くである
2. 海岸近くで適さない地域

となっており、解説では

1. 候補地は海岸から近い(沿岸から20km以内)ところで、輸送時のリスクを考慮したのであろう
2. 海岸近くで適さない地域に関しては
① 火山活動地域
② 地震時の断層がある
③ 著しい隆起、浸食がある
④ 地熱が高い(地下300mで100℃以上)
⑤ 地下水のPHが4.8未満の酸性
⑥ 地下300mまでが1万年以降の地層
⑦ 鉱物資源が見込まれる地域

が選定した理由である。候補地に挙げられた地域では迷惑なことであろうが、あくまで候補であって、今後の地域との協議に拠って進めるとしている。

一般の廃棄物の処理場を造る際にも多くの住民の反対運動が起きるのである。まして放射性廃棄物の処理場である。それは核物質は自然界では半減期が数万年と言われるものである。その様な地域では幾ら地下300mで地表には放射能は上がってこない、と説明されても「豊洲市場」ですら問題視されているのである。「安心」できるわけがない。農作物や水産物の風評被害も懸念される。

しかし「バーゼル条約」によって、廃棄物は日本国内で処分しなければならない。例えば開発途上国にお金を出して保管してもらう事は出来ない。これは道徳上も当然のことで、近年特に騒がれている「差別」そのものである。

ゴミ問題は家庭内でも、分別したゴミを収集日までどこに置いておくかは主婦の頭痛の種であり、ゴミの集積場所も、どの家の前にするかは大変な問題である。誰だって自分の所は嫌である。しかし核のごみ最終処分地はどこかに決めなければならないのは自明なのである。

だから原発稼働反対、という人たちはあまりに短絡である。今やめても日本には既に多くの核のごみがあるし、将来的には原発はやめるとしても、代替燃料や再生可能エネルギーが日本の持続的発展を保障できるまでは、原発頼みなのである。中東情勢如何では安い石油が高騰する可能性は否定できず、そうなれば日本の貿易収支は一気に莫大な赤字になるのである。

以上を纏めれば、今とりうる政策は原発の再稼働期間を例えば今後40年と公約して、これから10年くらいは優秀な学生を原子力分野に高待遇で来てもらう。そして原発の廃棄物処理を含めた廃炉についての研究をしてもらうのである。40年間も研究したら核物質を分解する技術も生まれるのではないだろうか?

「人知を尽くして天命を待つ」という教えがある。誰かが原子力に正面から立ち向かうしかないのである。それが出来るのは若者だと筆者は考える。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

再エネ買取総額、2050年度に累計94兆円-電気料金に上乗せ、国民負担増も懸念 [環境問題]

太陽光や風力など再生可能エネルギーで発電された電力を大手電力会社が一定価格で買い取る「固定価格買い取り制度」で、2050年度までの買い取り総額が累計で94兆円に達することが22日、電力中央研究所の試算で分かった。この制度の買い取り価格は火力発電や原子力発電より高く、その分は電気料金に上乗せされる。買い取り総額の膨張は国民負担の増大に直結するため、政府は見直しに着手。制度継続には国民の理解が必要になりそうだ。2017/7/23 産経

この「固定価格買い取り制度」は2012年7月1日、再生可能エネルギー特別措置法が施行された。民主党の菅直人政権の時、ソフトバンクの孫正義の「最低でも税抜き40円」を取り入れて始まったが、その後買い取り価格は年々下がってきてはいるが、最初に申し込んだ事業者との契約は続くので、通常の電気料金より高く購入せざるを得ない電力会社は、需要者にその分の上乗せした額が膨らんでいるのである。

自然エネルギー政策が成功したのはドイツであるが、太陽光発電の装置の低価格化が進み、あまりに通常価格と乖離した為、2016年に6月8日に「固定価格買い取り制度」は2017年から廃止することを決定した。

日本の場合、買い取り価格が始まった2012年時点では発電量が10Kw以上の場合、43.20円/whを20年保証するものである。そして今年度は22.68円/whで20年となっている。つまり20円値下がりしているのだが、逆にいえば最初に認可された事業者は20円/wh以上儲かっていて、今後15年間はその利益が保障されているのである。

最も5年前と今日では発電効率は進歩しているので、現在の算定で比較するのは公平ではない。しかし2012年当時でも発電量が10Kw以下の場合の契約期間は10年だったから、発電効率の進歩についてではなく、契約期間については議論の余地がある。

ところで静岡県伊東市八幡野に大規模な太陽光発電所の建設に対して、地域住民が反対しており、行政も計画の白紙撤回を要請している。しかし事業者は既に多額の投資(おそらく土地の買収費用)しており、白紙撤回は出来ないと主張している。

住民の反対は地滑りや土砂災害のリスクが高くなること、漁業への影響及び景観破壊である。反対しているのは認可権を持つ市長だけではなく、静岡県知事も同じである。筆者は金儲けしか考えない事業計画に対しては当然ながら反対であるし、事業者が海外資本が日本の広大な土地の買収にも反対する。市長、県知事の政治家としての力量を示してもらいたい。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

家庭ごみ収集に考える環境保護-アルミ缶でボランティア [環境問題]

昨日のゴミの収集は「瓶、缶」の日で、いつものようにチワワの散歩の後、歩いて50mほどの集積場に持って行った。するとアルミ缶のみを選り分けている人がいた。見た感じでは業者の作業員風ではなく、おそらく近所の人の様である。

多分アルミ缶を集めて、それをさらに纏めて換金するボランティアのように思えた。ネットで調べると例えば、「NPO法人 アルミ缶でボランティア」では、アルミ缶の再資源化で得た売却益を、WFP(World Food Program) 国連世界食糧計画の公式支援窓口である国連WFP協会に寄付し、WFPの学校給食プログラムを支援している。

おそらく目撃した人は同じような趣旨のボランティア活動をしているのであろう。そういえば2年前の自治会総会で、アルミを集めているので、できれば「瓶、缶」を一緒ではなく分けておいてくれると有り難い、旨の発言があった。

一方で、アルミ缶に限らないが、段ボールや新聞紙等の再資源化が可能な廃棄物を、トラックで持ち去る業者もいるようだ。基本的にこの様な「営業行為」は条例で禁じており、地域によっては業者の態度が威圧的でトラブルとなっているようだ。市町村で回収業者に委嘱している作業のうちで「良いところだけ」持って行ってしまわれては、回収業者には廉価で委嘱を出来なくなってしまう。

筆者の地域ではその様な「条例違反」業者はいないようだが、先の「アルミ缶」も基本的には「条例違反」に思えるが、市としては「黙認」しているようだ。おそらくボランティア活動に「建前論」で指導すると、更に大きな「建前論」の環境保護政策が出てくるのだろう。

筆者が見かけたアルミ缶を選りわけている人を、丁度登校途中の小学生も見ていた。集積場が小学生の集団登校の為の集合場所でもあったからでる。せっかくボランティア活動をしているのであれば、選りわけ中だろうけど説明してくれれば、(もし)世界の貧しい国の子供の為に行っているのであれば、絶好の教育になると思うのだが。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

不要携帯から金・銀・銅、東京五輪メダル作成へ-日本は「都市鉱山」の国である [環境問題]

使用済みの携帯電話やスマートフォンから、金、銀、銅を抽出し、2020年東京五輪・パラリンピックのメダルを作る全国規模の取り組み「都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト」が26日、福井県内全17市町でも始まった。

県内ではこれまでに福井、鯖江、越前、坂井各市と越前町が参加し、デジタルカメラ、ゲーム機などの小型デジタル機器を回収しているが、取り組みを加速させるため、携帯電話、スマホに特化した回収ボックスを全市町の役所・役場に設置した。

小型家電リサイクル法が13年に施行されたが、回収は進んでおらず、年間の目標14万tonに対し、6.7万ton(15年度)にとどまる。県は「思い出が詰まっていてしまい込んでいる携帯電話、スマホを、東京五輪を機に、新たな思い出に生かしてほしい」としている。2017/06/29 読売

都市鉱山(urban mine)とは、都市でゴミとして大量に廃棄される家電製品などの中に有用な資源(金やレアメタルなど)が存在することから命名されたものである。そこから資源を抽出し、有効活用するというリサイクルの一環である。

日本は世界有数の資源大国である。(独法)物質・材料研究機構が2008年1月11日に発表した数字によると、日本の都市鉱山に存在する金の総量は6,800tonで、これは全世界の現有埋蔵量の約16%にあたる。銀は60,000トンで、これは世界の埋蔵量の22%にもおよぶ。同様にインジウムは世界の16%、錫は11%、タンタルは10%と、日本の都市鉱山には全世界埋蔵量の一割を超える金属が多数存在する。

都市鉱山は金属含有率も非常に高い。例えば、金鉱山の鉱石 1 tonから採れる金は南アフリカの有力な金鉱山でも4~5gであるのに対し、携帯電話1tonに含まれる金は約280gもある。携帯電話はきわめて採算性の良い「鉱山」なのである。

本記事はリサイクルで2020年オリンピックのメダルを造ることが、日本の環境問題に取り組む姿勢のシンボルになり、世界へのメッセージとなることを指摘しているが、尤もなことである。各競技の表彰式の度にアナウンスされることだろう。

建設業界にとっては携帯のリサイクルは関係ないが、今後耐用年数を終えた建物の解体が継続的に増えていく。そして建設業では今やリサイクル率は90%以上であり、例えば鉄骨や鉄筋はほぼ100%リサイクルされる。つまり電炉メーカーによって新たな鋼材になっているのである。

ガラスもリサイクルの優等生である。ガラスカーテンウォールは現代では欠くことのできない外壁のテクスチュアであるが、建物は汚れにくいし、リサイクルしやすいのである。デザイン性だけではない環境配慮の建物である。従ってガラスカーテンウォールの(想定外の)大地震時の飛散防止対策は重要課題である。

資源が無いといわれている日本がいつしか「都市鉱山」の国となっていた。後はリサイクルに必要な燃料、エネルギーである。当面は原発に頼り、次にはメタンハイドレートや太陽光などの自然エネルギー等で自前のエネルギーが確保できないだろうか?

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

濁る世界遺産、熊野川-「水の国」キャンペーンの清流イメージ無残 [環境問題]

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の観光スポットである「熊野川」の濁りが止まらない。かつての「鮎がすむ清流」のイメージは見る影もなく、茶褐色のドロリとした流れが岩を洗っている。上流の脆弱な岩盤からの崩落が原因とみられるが、あまりに広範囲すぎて抜本的な対策も打てない。県も一時、「絵的に厳しい」と川の写真や説明を観光パンフレットから外したほどだ。自然と人智の闘いは終わりが見えない。

熊野川には、奈良県十津川村を縦断する「十津川水系」と、和歌山県の飛び地の北山村から流れ下る「北山川水系」があり、新宮市熊野川町で合流している。濁っているのは十津川水系で、北山川水系は観光客に人気の瀞峡(どろきょう)を抱く清流で透明度も高い。2017/6/26 産経(写真も)

濁りのひどい十津川水系(右側)と清流の北山川水系(左側)の合流地点.jpg

濁りのひどい十津川水系(右側)と清流の北山川水系(左側)の合流地点。

3年前に黒部ダムや安曇野に観光に行った際上高地にも訪れたが、清流で知られる梓川は濁流となっていた。3日前からの大雨のせいで山から流れ込んだ土砂が原因であった。何時もなら緑が濃くなった山々を映し出す梓川は無残であり、せっかくの観光であったが惜しまれた。

日本の川は基本的に流れが速いから、大雨でもない限り奇麗な流れなのである。そして記事の北山川水系の熊野川は清流であり、更に透明度も高い事で人気なのである。通常の降雨は、里山の木々の足元には長年に渡って落ち葉が堆積し、土粒子が流れるのを防止している。自然のフィルターなのである。

記事の濁流は「十津川水系」からであり、原因は上流の脆弱な岩盤からの崩落だそうである。岩盤であれば木々は育つのが難しいから、降雨時に地肌を守れない。問題となる言葉であるが「禿げ山」なのだろう。東南アジアや南アメリカの森林伐採によって山の地肌が現れ、雨のたびに土砂が流れ込む。日本と異なり川の流れは遅いから、特に濁りは濃くなる。やはり環境問題の主要な課題なのである。

更に記事には「十津川水系」の上流にある2つのダムも濁流の原因であるとしている。ダムは経年のうちに貯水池には土粒子が沈殿し保水容量が少なくなるので、定期的に放流する必要がある。その放流時に土粒子のうち、粒系の細かい粘性土粒子が一緒に流れてしまうのである。本来は放流するのではなく、貯水池の底浚いをすればよいのであるが、相当な費用が必要である。何しろ浚いあげた土砂は「汚泥」扱いで、産業廃棄物なのである。

ダムの影響は否定できないが、やはり山肌を守ることが必要なのである。「脆弱な岩盤」であれば今後集中豪雨でもあれば大きな崩落が起きて「土石流」となって下流へ流れ、災害となる可能性は高い。土砂災害を防ぐ意味でも何らかの対策は出来ないのだろうか?

今は東北、熊本の震災復興や2020年オリンピックのために忙しい土木業界であるが、何れ本来の社会インフラ整備の為の事業が待っている。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の観光スポット「熊野川」も是非対象としてもらいたい。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

前橋市が「スローシティ」に-国際組織「チッタスロー協会」に加盟 [環境問題]

前橋市は22日、地域の環境や生活、文化を生かし、スローライフを推進する都市「チッタスロー(伊語、英語でスローシティ)」の考え方を広める国際的組織「チッタスロー協会」への加盟が認められたと発表した。日本からの加盟は、宮城県気仙沼市に続き2都市目となる。

市文化国際課によると、スローシティは1999年にイタリアで生まれた考え方で、地域の食や農産物を大切にする「スローフード」の概念を街づくりに応用した。同協会は〈1〉健康的なライフスタイルの推進〈2〉環境保護〈3〉都市の均一化に対抗し、文化の独自性を守る――などを基本理念に掲げ、現在、賛同する世界30か国の238都市が加盟している。加盟すると、スローシティを名乗ることができ、都市のイメージアップを図ることができる。2017/06/24日 読売

「スローライフ」「スローフード」は20年以上前から提唱されている概念で、地球環境問題を考えた時、自分たちや地域で何が出来るのか、の実践である。「世界的視野を持ち、地域で実践」という環境問題のスローガンにある。筆者が環境問題に関心を持ったのは1900年代の終わりで、会社が環境管理システムISO14000の認証を受けることになったことに起因する。

勤めていた会社ではISO14000の前に品質管理のISO9000の認証を受けており、筆者は技術課長だったので認証の為のスタッフとして品質マニュアルの作成から始まって、その実施指導、更に審査では自分の部署の対応を行っていた。その経験と当時の職務からISO14000も同じ役割をしたのである。

建設業の場合、製造部品は作らず現場で組立ることが大部分である。例えば電力使用量について現場で使う電力使用量は製造業に比べてはるかに小さい。ガソリンにしても運搬車の使用が大部分である。結論からいえば、建設業で尤も環境配慮すべきは「産業廃棄物」の適切な処理であった。

ISO9000の時には「品質管理」であるから、建築屋としては技術的にも面白かったのだが、14000は「産業廃棄物」なのである。勿論重要な仕事なのだが筆者はどうも個人的には興味が持てなかった。それは産業廃棄物の「適切な処理」が実は環境省、厚生労働省、国土交通省、都道府県や役所の担当者によって微妙に異なるのである。まだ技術的に黎明期であったのである。

従って各支店の環境担当者は支店のテリトリーでの「適切な処理」の「流儀」に精通することになる。筆者は本社であり全ての支店を主導する立場にあるが、各支店の「流儀」をマスターするのはとても短期間でできる事ではない。例えば日本史・世界史を丸暗記するようなことで、筆者の尤も不得手なことなのであった。

環境管理には「温暖化対策」「オゾン層の状況」や「森林保護」、「生物多様性」など世界的視野を必要とする課題があった。筆者は建設業にとってはあまりウェートの無いこれらについて、100冊近い本を購入して勉強した。各支店の環境担当者に対抗するためである。何しろ廃棄物の「適切な処理」に関してはとても敵わないからであった。

その時に読んだ本の中に「スローライフ」「スローフード」のことが書かれていたのであった。人生哲学のようであり、なるほど環境問題は奥が深い。レイチェル・カールソンの「沈黙の春」など、何れも懐かしい本は、家のクローゼット収納の中にある本棚に並べてある。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます
前の10件 | - 環境問題 ブログトップ