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スケルトン・インフィル住宅 [建築計画]

スケルトン・インフィル住宅とは、建物のスケルトン(柱・梁・床等の構造躯体)とインフィル(住戸内の内装・設備等)とを分離した工法で、分譲マンションなどの集合住宅に多く見られるが、ユニット工法による戸建住宅も同様の考え方で造られている。マサチューセッツ工科大学名誉教授のニコラス・ジョン・ハブラーケンが1960年代に提唱した「オープンビルディング」の思想より生まれたとされている。

筆者は漠然と「スケルトン・インフィル」は比較的新しい考えと思っていたが、実は50年以上前に提唱されていたのは初耳である。例えば

NEXT21は大阪の都心部に位置する地下1階、地上6階建ての鉄筋コンクリート造18戸の集合住宅だ。大阪ガスの実験住宅として、1993年に建設された。

各住宅にはそれぞれ希望する同社の社員家族が居住者として暮らし、約5年間を1フェーズとして、間取りを変えた住まい方や最新のエネルギーシステムなど、さまざまな試みが行われている。住民や外部有識者からの提案を柔軟に試す場になっている。

建設からの二十数年間で敷地内の木々は育ち、屋上の緑に渡り鳥が観察され、周辺住民との関係も形成された。「スケルトン・インフィル方式」という先進的な技術に血が通い、これからの都市の生活への指針が得られ続けている」2017/2/18 倉方俊輔 産経

NEXT21.jpg

日本では建物の寿命は35年程度であり、人間の寿命の半分以下である。日本人には「木と紙の家」は火災、地震や台風、洪水、土石流等の自然災害によって破壊されてしまう事に対し、諦念する風潮がある。西欧のように何百年も建物が残っている街並みは、日本人に改めて歴史を感じ、人生の短さを思わせる。

スケルトン・インフィルは200年住宅である。200年と言うのは6世代くらいの時間である。例えば35歳の時にスケルトン・インフィル住宅を購入した場合、世代交代が35年とすれば自分から数えて6世代まで使い続けることになる。勿論、インフィルの設備、内装はおそらく世代ごとに更新され、外装(これはスケルトン、インフィルのどちらだろう)も改修されるだろう。

日本人の筆者にはどうも「スケルトン・インフィル」は実感が湧かない。それは全く個人的なもので、100年も続くような古民家で暮らしたことが無いからだし、又、集合住宅に住んだことも無い(結婚後4年間4階建ての社宅に住んでいたけれども、あくまで寓居であった)からである。

今の「終の住処」は耐震強度を基準法のほぼ2倍にしているから、首都圏直下地震や、東海地震などでも機能維持されると考えている。そして基礎は床下を60cmにしており、土台の木の腐食を自分で点検できるようになっている。これは又、設備配管の交換の時にも有効なはずである。

従って「終の住処」も「スケルトン・インフィル」の考えのようになるが、「終の住処」では将来の間取り変更は考慮していない。現在の間取りが最善と考えている筆者の思いこみのせいなのは分かっているのが、しかし「現在最善の間取り」を設計するのは当たり前ではないだろうか?

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有難うございます

北道路の敷地 [建築計画]

筆者が終の住処の為の土地を探していた時、依頼していた不動産業者から北道路の敷地を紹介された。駅から近く、道路も6mあって悪い物件ではなかった。大きさも間口8.5m、奥行き15mで土地の価格、建築条件付きの建物単価も満足するものであった。

北道路の敷地の問題点は日照が十分取れないことにある。最も100坪くらいあれば問題はないが、普通の会社員が買う40坪くらいの敷地では切実な問題である。2階の日照は十分確保できるが、1階については夏季を別として、特に冬季等の日当たりは悪い。

これは建築計画上、駐車スペースを北面に設けると建物はその分南側に移動する。そうして所要の部屋を割り付けると、南側に残る庭が狭くなってしまうのである。筆者の場合も設計してみると南側には3.5mしか庭は出来なかった。南側隣家の外壁は迫っており、閉鎖的な庭になることは想像出来た。

しかし、閉鎖的であることは必ずしも悪い事ばかりではない。プライバシーを気にする人には北道路の家は通行人の人目を気にすることはない。例えば野球選手や芸能人の家は北道路の敷地が多いようだが、高い塀にシャッターの駐車場、玄関入り口だけの外観は、人を寄せ付けない雰囲気がある。

狭い庭のすぐ目の前の南側の隣家の外壁が気になるのなら、あまり日照が必要としない樹木を植えるか、竹の目隠し塀でも造ればよい。なお人目が付かない、と言うのは泥棒にとっては入り易い家であることは注意する必要がある。

従って北道路で、南側に少しでも多くの庭を確保するには、建ぺい率の問題はあるが、駐車スペースの上に2階の部屋を設けることである。その分1階は狭くなる。おそらく1階は主寝室と洗面、浴室、トイレ位で、2階に食堂、居間、子供室、予備室となると思われる。

駐車スペースを建物内に入れる(ビルトイン)場合、耐震性が問題となる。特に筆者は建築基準法の定める1.5倍の耐力が必要と考えているので、駐車場、玄関の開口があり通常の筋交い、壁パネルでは耐力確保は難しい。その解決法として、木造の「ラーメン構造:木造門型フレーム」工法がある。筆者にはまさにビルトイン駐車場の建物用の工法と思える。

木造門型フレーム.jpg

木造門型フレームの例 「NK工法」


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有難うございます

ワンルーム付き住宅 [建築計画]

終の住処の土地を探しているときに、北・西側道路の角地の物件があった。敷地は狭かったが、建ぺい率は60%、容積率は200%だったので必要な間取りは可能だった。幾つか検討したのだが、基本的に2,3階を住居に、1階にワンルームと客間を考えたのが下図である。

ワンルーム付き住宅.jpg

勿論建築費は400万円位高くなるが、毎月5万円以上の家賃収入が期待できるというものである。そして行く末は子供のどちらかと2世帯住宅として使うのである。1階の客間とワンルームの戸境の壁にドアを取り付ければ、1階で生活が可能となる。

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有難うございます

クローゼットについて [建築計画]

最近の住宅では衣類を収納するのに、寝室などにクローゼットは必須となっている。前の日本の住宅では収納は押入れと決まっていて、主に布団類を収納していた。衣類はタンスである。多分もう無くなってしまった慣習に、娘が生まれたら庭に桐を植えたものだった。桐は成長が早く、又、軽くて防湿、防虫効果があるのでタンスの材料としては最適なのである。つまり、娘が嫁ぐ時にタンスにして嫁入り道具にするのである。

桐を植える慣習は聞きかじりのことで、筆者の世代ではもう無くなっていたと思う。しかし桐のタンスについては、結婚して社宅に住む時に桐タンスを購入した。洋タンスと引き出しのタンス(和タンス)の2竿で、幅は1100㎜と900㎜、高さは1800㎜位のものだった。狭い社宅には不釣り合いの大きさであった。

タンスは30年前に建て売り住宅を購入した時、勿論持って行った。建て売り住宅では収納が少なく、タンスは必要であった。和タンスは1階の和室に、洋タンスは2階の1部屋に置いた。しかし後に1階の和室を広く使いたいことから、和タンスはリサイクル業者にただで引き取ってもらった。

子供の成長もあって、2階の3部屋は衣類に溢れ、組み立て式ハンガーに衣類をぶら下げる事となった。とても人様を招き入れる部屋ではない。その思いから終の住処を設計するに当たり、衣類はクローゼットに収納することに決め、1人当たり1.8m幅のクローゼットを設置した。寝室は3.6m分、他の2部屋は1.8mである。タンスは持っていかなかった。

ウォークインクローゼットと言うのは、2畳以上の小部屋(納戸)にL字、コの字、Ⅱ形にハンガーが付いている収納で、中に入って服を選ぶ。ドア一枚で収納となるから、見栄えは良い。しかし2畳では少し狭いようだ。最低3畳は欲しいところで、それだけあれば衣類だけでなく、他のものも収納できるだろう。

以前資産家の自宅の図面を見たことがあった。寝室の隣に30畳近くの部屋があった。部屋と言っても窓が無く疑問に思ったが、直に衣装部屋と分かった。筆者が結婚して最初に住んだ社宅の広さと同じであった。












家具を固定するL形金物は、壁板の奥の柱(又は1/3柱)に取り付けましょう



ウッドデッキ [建築計画]

2階の寝室は他の2部屋が東道路に面しているのに対し、南向きである。南側の境界までは1.3mしか空いていないが、南側隣家も境界までは1mほど離れているから、日当たりは必ずしも悪くはない。悪くは無い、というのは建築基準法上の採光が有効な窓と言うほどの意味である。

規準に合致しているとはいえ、直ぐ目の前に隣家があり、しかも隣家には北側窓があった。カーテンを開けるとお互いの目が合うのは、よっぽど付き合いのある家同士なら、例えば親子ならば構わないかもしれない。だが全くの他人であればやはりお互い気持がよくないだろう。

そこで寝室は1.5間下げることにして、そこにウッドデッキのバルコニーにしたのである。これで大分離れることになったが、家内は更に目隠しが必要だというのである。ホームセンターにはラティスというDIYの目隠しを売っている。

最初から工務店に目隠しを依頼すればデザイン的にちゃんとしたものになるだろうが、当然オプションで費用が掛る。それに何しろ鰻の寝床の奥の部屋だから、デザインが良くても道路からは見えないのである。南側の隣家にとっては見苦しいかもしれないが、一応ラティスなのでだから構わないだろう。

ラティスをどのように固定するかであるが、何しろ台風時にはかなりの風圧が掛るから、自立は出来ない。そこで手摺壁に固定することにした。手摺壁には90cm間隔に105mm角の柱が入っているので、先ず幅90mm、長さ600mm、厚さ18㎜のSPF材を柱に取り付け、その板にラティスを固定させた。ラティスはウッドデッキから少し浮かせ、湿気が原因となる腐食対策とした。

ラティスは斜め格子であるが、目隠しには不十分だから、更にグリーンフェンスを取り付けた。これでDIYによるバルコニーの目隠しは完了した。家内は早速2人掛けのベンチを買った。気候が良い時はここでコーヒーでも飲もうと思ったのであろう。更にはテーブルも出してランチでも食べることも考えられる。しかし今のところバルコニーは洗濯物と布団干しが同時に出来ることと、ベンチは洗濯物を入れるバスケット置き場なのである。












家具を固定するL形金物は、壁板の奥の柱(又は1/3柱)に取り付けましょう



東道路敷地の間取り [建築計画]

家(終の住処)は幅員6mの東道路に面している。幅8.6m、奥行き16.4mと奥に長い敷地で、所謂「鰻の寝床」である。近世の京都では町会所の維持費や幕府からの賦課金などを間口の大きさによって分担していた商家には「鰻の寝床」の敷地が多い。従って江戸時代からの形式ともいえるが、これはこじつけで、偶々見つけた土地なのである。

この土地は約120坪の畑であったのを、売るつもりで2つに「分筆」していた。しかし60坪の敷地だと建築条件付きで販売するとなるとかなりの高額となり、結局3筆としたのである。駅から歩いて8分、大きなスーパーまで5分、かかりつけの医院には6分と、将来、車の運転が出来なくなっても生活できる「終の住処」であることで購入を決定した。

東面道路敷地の効用については前のブログで紹介したが、今回は「間取り」の話である。希望としては1階には居間、食堂、和室、キッチン、洗面、浴室、トイレ、2階に寝室とあと2部屋という4LDKである。2階建ての住宅ではたぶん最も多い間取りであり、将来売る場合(終の住処だから売つもりはない)にはやはり、一般的な間取りの方が売りやすいのは当然である。

幅がもう少し広ければ、例えば10mあればあるいは間取りを変えた間もしれない。つまり家は南向きとして部屋の間取りを考えるのである。3間の幅の家なら5.4mだから、北側に1.0mを取ると南側は3.6mの庭、および車庫スペースとなる。1階は流石に日当たりが良くないが、2階の日当たりは十分で、このような住宅開発は多い。

しかし幅は8.6mしかなく、上記のような間取りでは南側は2.2mしかなくなってしまう。家の幅を2.5間にしてやっと3.1mである。その為、東道路であっても「南道路」と考えたらどうだろうと発想したのである。南道路であれば間違いなく1階の居間、2階の2部屋を南側に配置する。建物の幅を3.5間にすれば2部屋でも6畳の部屋を並列させ、なお間に0.9mあるから、クローゼットと本棚とすることが出来る。

1階の居間の幅は2間は必要だが、残り1.5間あれば玄関と収納を作ることが可能であった。タワーマンションでは東向きの住戸は必ずあって、3部屋が外部に面するのは良い方である。さらに2階のもう一部屋の寝室には6畳分のルーフデッキバルコニーにしたので、日当たりは南向きで極めて良好である。

家の幅が6.3mだから、結局南側は1.3mしか空いていない。そして居間と奥にある和室には最小限の窓しかつけなかった。和室の窓は幅1.6m、高さ1.35mであるが、建築基準法上は採光上有効な窓ではない。しかし東面の居間の窓が「3倍窓」として採光上有利となって、居間と和室を合わせた床面積に対して規準を満たしている。

南側に窓が少ないのことに対して少し違和感を覚える人もいたが、説明すると納得される。南側の隣家にとっても、キッチンや洗面所の窓からは外壁しか見えないのは良いことだと思っている。












家具を固定するL形金物は、壁板の奥の柱(又は1/3柱)に取り付けましょう



東道路敷地の効用 [建築計画]

夏が真盛りである。日本列島は連日の猛暑日で、多くの熱中症患者が病院で手当てを受けている。気象庁も熱中症予防のため、天気予報で屋外の運動に対して「厳重注意」の上の「危険」警報まで出している。

熱中症は特に高齢者は注意が必要で、症状に気づいたらかなりの重症の場合が多い。高齢になると汗をかいて体温を下げる機能が低下するのが原因と言われている。筆者も大分年を取ってきたので気を付けるべく、12時から4時の外出は避けている。

家の中はエアコンをつけているので快適である。しかしあまり設定温度を下げるのは昼寝していて夏風邪の原因にもなるし、何より電気代がかさんでしまう。何しろチワワもいるので昼夜エアコンをつけているので、節電の為設定温度は27.5℃にしている。

今の終の住処は前の家より格段と断熱性能が良い。断熱材はウレタン発砲で、窓はペアガラスである。従ってエアコンの電力消費量はかなり少なくなっている。まだ今年の夏の結果は出ていないが、冬の電力代は、前の家の電力料金とガス料金の合計より2割は安い。

そして終の住処は東道路の敷地で、東西に長い「ウナギの寝床」である。その為南と北の敷地境界から家は1m程度しか空いていない。つまり南側にはすぐ隣家がある。外壁を見てもしょうがないから、南側には最小限の窓しかなく、いつもカーテンが掛かっている。

この様な家の配置だと、夏の強い日差しは家の外壁にはあまりあたらないことになる。日射による外壁温度の上昇が抑えられるので、これはかなり断熱に効果があると思う。最近の高層ビルでも、日射の影響を低減するため軒先効果のあるような凹凸の外壁が多い。

前の家は南道路で、冬でも窓には日差しが差し込んできたが、夏場は暑くて大変だった。朝顔を育てて日よけにしたこともあった。これは中々風情があるが、毎日の水やりが欠かせない。最近はゴーヤが流行っているそうだ。

偶然見つけた終の住処の土地であるが、猛暑の夏には東道路が有り難い。












家具を固定するL形金物は、壁板の奥の柱(又は1/3柱)に取り付けましょう



敷地境界の塀は隣家と費用分担出来るのか? [建築計画]

昨日テレビを見ていたら、敷地境界に塀を作る場合の費用負担がテーマになっていた。いろいろな相談事についてのバラエティ番組なのだが、弁護士が最後に解説するので、最近多いコメンテーターによるいい加減な話ではない。

相談内容は、隣が新築し引越ししてきたが、窓があってこちら側が見られるのが気になり、境界に塀を建てることになった。その場合、塀はお互いの利益になるから費用は分担すべきかどうかであった。新築した隣家には塀を建てる意思はない。

筆者はてっきり隣家が同意しなくて塀を建てたいのであれば、自分の敷地内に自己費用で建てるものと考えていた。しかし弁護士の解説では民法で敷地境界線に跨いで、板塀など安価な塀を建て、その費用は分担すると規定されている、とのことであった。やはり塀はお互いの利益になるからなのだろう。

勿論、必ずしも塀は必要ではない。雪国では雪かきの邪魔だから塀がない家の方が多い。又、隣家とお互い塀はいらないと考えていればなおさらである。民法は隣同士が納得すれば介入はしなくて、意見が対立した時に日本の慣例を法文にしたものなのである。

終の住処の土地は畑だった所を当初2分割で販売するつもりで分筆したが、販売価格が高くなってしまうので3分割となった。それを最初に購入したのである。南側には既に家が建ち、塀は最近多いアルミの面格子で、ブロック3段の上に立っている。その塀はお隣の敷地内である。

終の住処を建てるに当たり、3分割の中の土地との境に、アルミの面格子を作ることになった。工務店が敷地境界の内側か中心にするか尋ねたので、即答で中心にしてもらった。ブロックの厚さは10cmだから、5cm分少なくならずに済むからである。奥行きが長い敷地だから、5cmといえど貴重であるし、北側を通る時にも通り易い(有効幅で70cmと75cmの違い。しかし通ることはほとんどない)。

隣家が越してきてから幾つかの夏になって、隣家のプランタに植えた朝顔の蔓がアルミの面格子に絡まってきた。偶々筆者が玄関から出た時に隣家の奥さんが出ていて、朝顔の蔓のことを気にしていた。そこで筆者はブロックの道路際を指さして「この塀は境界の真ん中に立ててあり、共有なんですよ」と説明し、「だから幾らでも蔓を絡ませても結構です」と返事をしたのである。

敷地境界に建てたとはいえ、このアルミの面格子はこちらが負担した。だから工務店は将来塀が破損して修理するのも筆者である、と言っていたのを思い出し、思惑をもって「共有」と言ったのである。「共有」ならば将来の修理費は分担と考えたのである。

しかし今回のテレビを見て、境界線上の塀は近隣の同意がなくても安価に限るが、費用は分担することが分かり、聊か後ろめたさを感じていた「共有」に関し安堵した。

























家具を固定するL形金物は、壁板の奥の柱(又は1/3柱)に取り付けましょう



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高層マンションではビル風対策は重要な問題 [建築計画]

家の最寄りの駅の北側に高さ70mの高層ツインマンションが出来た。南側は中低層マンションが並んでいたから、この高層マンションは駅前のシンボル的な建物になった。

ツインマンションが出来る前は、2つの100×50mの駐車場だった。それも砂利を播いたもので、駐車は臨時に行われていたので謂わば空きだったのである。駅前の最も良い土地が空き地と言うのは寂しいものである。

従って、近隣住民としては「ランドマーク」が出来ることはなんとなく気分が良い。ランドマークで周辺の土地価格が低下するとは思えないから、多分地価が上がるのだろう。それが気分が良い理由の一つである。

又、マンションの1,2階は住居には向かないこともあり、フィットネスクラブや、ハンバーガー店、医院、美容室、ギャラリー用貸室等が入った。ツインマンションの間は、メイン道路だから、ありきたりではあるが一応の街路(今回の100mとその先には従来の店舗等が続く)が整備されたのである。

或る風の強い日であった。いつものように夕食の買い物に出かけた折、駅近くのスーパーに行こうと新しい街路を進んでいくと、すごい向かい風なのである。「ビル風」である。体力が低下した所為もあるかもしれないが、危険を感じて引き返したのだった。

ビル風のうち「谷間風」とは、高層建物が存在していたり、計画建物が2棟以上の場合には、速い風が建物の間に生じることがある。これは、それぞれの建物からの剥離流、吹き降ろしが重ね合わさったために生じる現象のことである。

ビル風には他にも「吹き降ろし」「逆流」「開口部風」「街路風」「渦領域」「吹き上げ」などと分類されている。いずれも高層建物を計画する場合、周辺の風の影響を考慮する必要から研究されたきた。

ビル風の対策には、①植栽(防風植栽)、②フェンス、③高層建物の隅切り、④セットバック、⑤低層部を設ける(墓石型建物形状)、⑥建物の中層部の中空化、⑦建物の周辺に回廊を設ける、等がある。

今回の100×50mの敷地では、②、③、④、⑤、は計画時点で難しいと判断したのであろう。⑥については代表的な建物はNECスーパータワーであるが、まさかマンションでは無理である。⑦はコストの点でやめたのだろう。

従って残されるのは、①の植栽であった。まだ道路工事との関係で実現していないが、これから街路に沿って植栽がなされるようだ。どの程度成長した樹木を植えるのかは分からないが、いずれは街路を彩る景観となり、又、ビル風対策として機能するであろう。





















家具を固定するL形金物は、壁板の奥の柱(又は1/3柱)に取り付けましょう




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住宅におけるユニバーサルデザインとは何か-2 [建築計画]

昨日のブログを書いてから、他にもユニバーサルデザインは無いかと考えて、幾つかあったので追記したい。

階段の手摺については書いたが、「けあげ(蹴上)」「踏面」は昇降のし安さに大いに関係する。明治以前の住宅の階段は「1間階段」といって、平面的に1間(1820mm)で2階まで上がる階段で、非常に急なものである。荷物を持っての昇降には大変危険である。

法律上、住宅では蹴上高さが23cm以下、踏み面が15cm以上となっているので、一間階段でも違法ではない。しかし今では最低で1.5間で昇る階段が多く、住宅展示場の住宅では2間が多くなっている。階段の面積は1,2階とも別に面積に算入されるので、容積率に注意が必要である。なお1階の階段下を収納等にした場合は、収納、階段のいずれかの面積のみである。

住宅展示場では玄関へのアプローチ階段は、蹴上15cm、踏面30cmとしている。前面道路からの余裕によるが、上記数値が出来るならば望ましい。

玄関で履物をぬいだり、履いたりする動作が高齢になってくると大変である。そのため小さなベンチやスツールを置いたりするのも怪我の予防である。又、手摺もあった方が良い。

玄関を入ってから、他の部屋を通らずに洗面所に行けるのが望ましい。外出から帰ったら手を洗い、うがいをするのが自然と行われる。高齢になると免疫力が低下するので、外部からの病原菌、ウィルス等は早く洗い流すのが賢明である。

夏場での熱中症は家の中にいても、特に高齢者に多い。高齢者は一般にエアコンを好ましく思ってない様で、あまりエアコンを点けないのである。昔は庭に打ち水をして涼をとったが、今は庭も少なく、道路はアスファルトで、家の駐車場はコンクリート土間である。

熱中症の建築的な対応としては、高断熱住宅とすることである。しかし幾ら高断熱としても、外が暑ければやはり時間はかかるが室内も暑くなってしまう。従ってエアコンは必要となるが、必要最低限の稼働で済むから、高齢者にとって強い冷気が当たる不快さは解消できる。

又、熱い空気は上昇するので、例えば基礎下の空気は冷えているから、その冷気を室内に取り込むことも考えられる。熱い空気は1階から2階、更に屋根裏、そして外気へ導くようにファンを使えばエコロジーとなる。

IHヒーターの自動OFF機能や、例えばトイレの照明を人感センサータイプにすることは、消し忘れ防止で人に優しい機能である。LRD照明は省エネであるが、又寿命が長いことも特長である。照明の取り換えは高齢者には危険であり、LEDも人に優しいと言えるだろう。





















家具を固定するL形金物は、壁板の奥の柱(又は1/3柱)に取り付けましょう




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