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吉祥寺で車暴走、歩行者ら7人けが-運転の85歳を逮捕 [エッセイ]

20日午後2時ごろ、東京都武蔵野市吉祥寺本町のJR吉祥寺駅近くの路上で、乗用車が横断歩道付近にいた歩行者らを次々とはねた。警視庁武蔵野署と東京消防庁によると、2歳の男児を含む男女7人が負傷したが、いずれも意識はある。武蔵野署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、運転していた東京都小金井市の無職(85)を現行犯逮捕した。

武蔵野署によると、真田容疑者は「アクセルとブレーキを踏み間違えたかもしれない。よく覚えていない」と供述。同署は詳しい状況を調べている。

乗用車は現場近くにある東急百貨店の地下駐車場から地上へ出た際に路線バスと接触。その直後にアクセルとブレーキを踏み間違えたとみられ、横断歩道付近にいた7人をはねるなどした後、ガードレールに衝突して止まった。真田容疑者と同乗の女性にけがはなかった。近くで目撃した女性が「車が突っ込んで歩行者をはねた」と110番した。2017/10/20 産経

吉祥寺で車暴走、歩行者ら7人けが 運転の85歳を逮捕.jpg

歩道のガードレールに衝突した事故車両(20日午後2時54分)
 
またしても後期高齢者の運転による交通事故である。筆者には毎月報道されているような感じである。尤も交通事故自体は毎年50万件だから、1か月に4万件となるので後期高齢者の運転による交通事故があっても不思議ではない。ただし複数の怪我人が出るのは珍しいかもしれない。

後期高齢者の運転による交通事故が起きるたびに、免許更新時の審査では視力だけではなく、反射神経なども行うよう変更すべきだ、という意見や、後期高齢者となる75歳以上は更新を認めず、免許を返納すべきだ、という意見が出る。

筆者は前者の審査方法を変更するのが良いと思うが、対象年齢を75歳以上とするかは難しい。個人差があるからである。例えば認知症はもっと若くしても発症する。又、運動神経がもともとあまりない人もいるであろう。つまり運転が下手な人である。

又、後者については人権の問題がある。米国では自動小銃を持つ権利があるくらいだから、自動車を運転する権利は明らかに国民誰もが(勿論免許取得するのが前提)持っている。自動車はもはや文化的生活に必需ともなっているからである。

科学技術は人々を豊かにしてきたし、障害を持った人にも器具を開発して歩行を可能にし、走れるようにもしている。その究極がパラリンピックである。そして自動車では今や自動運転技術の開発に世界中の会社がしのぎを削っているのである。

自動運転は未だ時間が掛ると思うが、今、各自動車メーカーは運転者をアシストする安全装置を盛んに喧伝している。例えば間違ってアクセルを踏み込む防止だとか、前方に障害があるとブレーキが働く装置等である。写真を見ると事故を起こした車は、販売台数第1位の最新のハイブリッド車である。この車には障害への追突事故を防ぐような安全装置は無かったのだろうか?

勿論、第一義的には運転者の責任である。しかし85歳の容疑者に新車を売る際に、安全性をセールスポイントにしなかったのだろうか?その言葉を信用して購入したのではないだろうか?何れも筆者の推測であるが、仮にあったとしてもメーカーに責任が問われることは無いだろう。HP等にも安全に止まる、とは書いていない。小さい文字であるが。

あるメーカーの車はブレーキアシスト技術も謳っているが、アクセルとブレーキの位置について、従来では前の車輪がある為アクセルが運転者の中心に寄っている。ブレーキは中心寄りやや左よりである。しかしこのメーカーの車は、前の車輪が邪魔しないように前に移動し(ロングノーズになるのだが)、アクセルは右の寄せ、ブレーキは身体の中心にしている。これは工夫なのだが、筆者には全部の車にすべきことのように思える。

アクセルとブレーキの位置.jpg

アクセルとブレーキの位置(マツダHP)


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人工島、都の調停案拒否-帰属巡り大田区議会委員会 [エッセイ]

東京都臨海部の人工島「中央防波堤」の帰属問題で、大田区議会の総務財政委員会は17日、江東区に86.2%、大田区に13.8%を帰属させるとした都の調停案を拒否する議案を全会一致で可決した。議案は、都の調停案に強く反発する松原忠義区長が提出したもので、近く臨時会を招集し、正式に議決する。

調停成立には両区議会の同意が必要だが、大田区議会では提訴を検討する声も出ており、40年以上結論が出ていない帰属問題は、訴訟に発展する可能性が高まった。この日の委員会では「著しく不合理だ」などと、調停案に対する不満が噴出。訴訟の他、都知事による裁定を検討すべきだとの意見も出た。

中央防波堤は昭和48年から都がごみの埋め立てで造成。2020年東京五輪・パラリンピックのボートとカヌー会場などの整備が決まり、大会までの解決を目指して協議してきた。2017/10/17 産経

「中央防波堤」が未だ住所も無いのには驚かされた。埋め立てが開始して既に40年も経っているのにである。東京都の怠慢、としか言いようがない問題である。如何にも問題の先送りが得意な役人の仕業である。歴代知事にも当然の責任がある。

今回の東京都の裁定の根拠は、両区の海岸線からの等距離線を基準に分割線を決め、交通、用途地区を分断しないように公園などレクリエーション地域は江東区、ふ頭地区は大田区にまとまるようにしたという。海岸線からの等距離線を基準にするのは国際的にも適用されている方法だそうだ。

ところで両方の区の言い分は、江東区は40年にわたる埋め立ては全て江東区側から行われており、ゴミの処分場のため臭いやハエ等、江東区民には多大な迷惑をかけてきた。従って最も苦労した江東区が100%所有する権利がある、というものである。

一方、大田区は埋め立てが始まる前は大田区漁民の海苔養殖場であったことを指摘する。そして東京湾の埋め立てが決定されて、海苔養殖場は無くなったのだから、元の所有は大田区なのだ、と主張している。

どちらの言い分も根拠があるように筆者には思えるのだが、埋め立てで海苔養殖場が奪われてしまった時に、漁民への補償がどうなっていたか、ネットで調べても分からなかった。もし相応な補償がなされていたのなら、大田区の言い分は二重取りのように思える。

将来的に発生する住民税がどちらの区に属するかが所有権争いの根底である。要は利権争いそのもので、国内でも中々決まらないのだから、まして領土問題となれば簡単に解決は出来なことを教えてくれる今回の報道である。

かつて丹下健三や黒川紀章は東京湾に巨大な人工島を造る計画を発表した。今のアクアラインの内側全部の人工島で壮大な計画、夢であった。勿論、周囲は十分な広さの運河である。これが実現すれば、これはもう新しい区になったのだろう。

さて、総選挙が終わったら小池知事はこの問題に取り組むのであろうか?火中の栗を拾う事になるかもしれないが。

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「銃ない米国に」訴え25年-射殺された服部剛丈さんの両親 [エッセイ]

米ルイジアナ州で1992年10月、留学していた愛知県立旭丘高2年の服部剛丈さん(当時16)が射殺された事件は18日(日本時間)、発生から25年を迎える。米国では今月も乱射事件が起きるなど、銃による犠牲者は後を絶たない。

「またか…」。米西部ラスベガスの野外コンサート会場で今月1日、男が銃を乱射し、58人が死亡した。名古屋市港区の自宅にいた父政一さん(70)はインターネットで事件を知った。「誰でも銃を持てる今の制度では、こういう事件が起きてしまう。免許制にするべきだ」と話す。

剛丈さんが亡くなって以降、夫妻は規制強化を求め、さまざまな取り組みを進めてきた。93年には剛丈さんの保険金などを基にした「YOSHI基金」を設立。「銃がなくても安心して暮らせる社会を知ってほしい」と、米国からの留学生への支援を始め、これまでに25人を受け入れた。「米国はなかなか変わらないが、今後も活動を充実させていきたい」。夫妻は前を向いた。2017/10/16 産経

「フリーズ」を「プリーズ」に聞き間違えて、玄関に近づいた日本からの留学生が射殺された事件からもう25年も経ったのだ、と思いだした報道である。当時筆者は、銃社会の米国ではありうる事件だと、同情と共に思ったのである。

しかし改めてこの事件をネットで調べてみると、当時単純に理解した状況では無かったようだ。先ず、「フリーズ」、「プリーズ」などというやり取りは無かった。射殺した男は身長188cmの大男で、一方射殺された高校2年の生服部剛丈さんは身長170㎝であり、恐怖を感じて発砲したという男の言い分の信憑性は疑わしい。

男は6丁も銃器を所持しており、取りだした銃はマグナム銃で、象などを打つ強力なものなのである。人に向けて打つ銃では無く、玄関近くには別の銃(所謂ライフル)があるのに、わざわざ奥の寝室まで取りに行った、という。

又、刑事裁判では過去2年間銃を使ったことは無い、との供述は偽証で、2年間に200回以上狩猟をしていたのである。又、近所でも野良猫を殺したりもしていて、近所でも危険人物とみられていた様だ。更に当日はトラブルを抱えてかなり飲酒していた。

刑事事件では陪審員12人全員が無罪とした。敷地に無断で入ってきて、家に侵入しようとした者を射殺するのは正当防衛、という法律があるからだ。しかし民事訴訟では陪審員ではなく判事による裁判となり、男へ70万ドルの賠償を命じたのである。男は70万ドルを払えず、自己破産した。米国の良心はかろうじて示されたのである。

翻って日本では豊臣秀吉の「刀狩」によって、庶民は武器を持つことは無くなり、それが現在に続いている(と思っている)。従って偶に銃による殺人事件が起きると、殆どが暴力団によるもので、一般人が銃の事件を起こすことは稀である。

日本では銃器による事件は極めて少ないが、ナイフや包丁の事件や交通トラブルが殺人事件へとなっており、決して安穏とした状況ではないようだ。筆者もチワワの散歩に出かける際には必ず施錠している。僅か10分にも満たない時間なのであるが家人がいるので、もしもの時に備えてである。

近くの公園に設置している放送塔からは、迷子のお知らせが多いのだが、偶にナイフを持った者を見かけた、という放送もある。

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鳩の死骸の処理-バルコニーで息絶えた鳩 [エッセイ]

昨日の朝、家内が洗濯物を2階の寝室のバルコニーで干そうと持って行った時である。家内が顔色を変えて階段を下りてきた。鳩がバルコニーで死んでいる、と言うのであった。この街に来てから30年、この様なことは初めてだったので家内は狼狽したのだろう。

筆者はすぐインターネットで調べてみた。勿論「鳥インフルエンザ」の野鳥が死んでいたら保健所に届けなければならないからである。「鳥インフルエンザ」の可能性のある野鳥は以下であることが分かった

(表1)高病原性鳥インフルエンザの感染リスクの高い野鳥(検査優先種1)

カモ(目)カモ(科) ヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、コクチョウ、コブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウ、オシドリ、ヒドリガモ、キンクロハジロ

カイツブリ(目)カイツブリ(科):カイツブリ、カンムリカイツブリ

ツル(目)ツル(科):マナヅル、ナベヅル

チドリ(目)カモメ(科):ユリカモメ

タカ(目)タカ(科):オオタカ

ハヤブサ(目)ハヤブサ(科):ハヤブサ

(表2)高病原性鳥インフルエンザの感染リスクの高い野鳥(検査優先種2)

カモ(目)カモ(科):マガモ、オナガガモ、トモエガモ、ホシハジロ、スズガモ

ツル(目)ツル(科):クイナ オオバン

タカ(目)タカ(科):オジロワシ、オオワシ、ノスリ、クマタカ

フクロウ(目)フクロウ(科):フクロウ

詳しくはこちら

表1の野鳥が死んでいた場合、表2の野鳥が3羽以上死んでいた場合、表以外の鳥が5羽以上死んでいた場合は環境管理事務所に届けなければならない。

鳩は感染リスクの高い野鳥には入っていないことが分かった。そして個人で処理して良いとのことなので、ビニール袋を裏返して鳩の遺骸を包み、更にビニール袋に入れて「燃えるゴミ」の袋に入れ、新聞して包んでおいた。家内は気味悪がったが、普段食べている鶏肉の残りが入っている、と思えば良い。

野生の鳥は何時かは寿命が尽きるだろうし、餌が無くても行き倒れる。しかし何らかの病気も考えられるので、直接手に触れるのは良くないので、上記のように始末したのである。バルコニーはアルコール除菌スプレーを吹き付けておいた。

そして今朝、燃えるゴミの日なので他のゴミと一緒になった鳩を出したのである。ゴミと一緒にして申し訳なかったが、家の庭に埋めるわけにもいかず、他に方法が無かった。ゴミ置き場の前で往生してください、と祈った。

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足元は金網でスリル満点、橋から渦潮見る観光-大鳴門橋 [エッセイ]

兵庫県淡路島と四国を結ぶ大鳴門橋(おおなるとはし)を歩いて渡る「うずしおウォーク」が行われ、京阪神などから参加した約120人が、足元の渦潮に歓声を上げた。

普段は歩行者が立ち入れない橋の上から、鳴門海峡の眺めを楽しんでもらうイベント。兵庫、徳島両県や淡路島3市などでつくる本四道路活用イベント実行委員会が、年間で最も激しい渦潮が見られる日時を選び、旅行会社・クラブツーリズム(本社・東京)のツアーとして参加を募った。

道路下に造られた幅約1mの点検用通路で南あわじ市側から海峡を横断。足元は金網で、約40m下の海面がまる見え。参加者は大型車が通過する振動や強い横風に驚いたり、巨大な構造物に感心したりしながら歩いた。

同行した本州四国連絡高速道路の社員が、本州から四国への送電にも橋が利用されていることを説明。出発時には、南あわじ市教育委員会の学芸員が、同市で出土した松帆銅鐸どうたくの複製品を打ち鳴らし、「淡路島の古代ロマンにも思いをはせて」とPRした。2017/10/09 読売

足元は金網でスリル満点、橋から渦潮見るツアー.jpg

うずしおウォーク(読売)

Big_Naruto_Bridge04n3872.jpg

大鳴門橋(wikipedia)

大鳴門橋は1985年6月8日に開通した、世界的にも長いつり橋である。橋は上下2層式となっており、上部は片側3車線の道路、下部は将来的に鉄道(四国新幹線)を通すことが出来る構造となっている。今回のツアーは下部の点検通路を一般観光客に歩かせるものである。

橋は全長1629mであるが、最大支間長は876mで、支間長(梁の支持点長さ)が長い橋で思い出されるのは「タコマナローズ橋の崩壊」である。この橋はほぼ大鳴門橋と同じであるが、強風(19m/sec)時に車道部分が風によって起振され上下に揺れて、ついには橋が落下したのである。竣工した当時から風揺れが指摘されており、監視体制がとられていて、崩壊までの全てが映像されていた。

タコマナローズ橋の崩壊 1940年11月7日(Youtube)

この映像を見ると、如何にも梁の剛性が少ない事が分かる。吊り構造だから重力に対してはケーブルで細かく支持されているから、梁の剛性は少なくで済むのだが、風荷重の様な外乱によって、振動してしまい、徐々に大きくなっていったように見える。このタコマナローズ橋の崩壊は世界中の土木の授業の教材になっているが、筆者は建築なので、卒業してから講習会で知ったのである。

今の吊り橋はこの教訓が生かされ、例えば大鳴門橋では2層構造になっているのも、梁をメガトラス状にして、梁としての剛性を大きくしている。最大支間長の876mの部分を歩いているときにはある程度の横揺れ等、さぞかし歩いた人には不安に思われた人も多いのではないだろうか。揺れてはいるが安全性には十分な余裕がある。所謂、安心と安全の違いである。

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神鋼データ改竄-MRJにも使用、車メーカーに動揺 [エッセイ]

神戸製鋼所がデータを改竄していたアルミ製品は航空機や自動車に使用されていた。国産初のジェット旅客機として三菱航空機が開発を進める「MRJ(三菱リージョナルジェット)」にも採用され、開発遅れや安全性への影響が懸念される。

 MRJは親会社の三菱重工業が1月、配線の見直しなどに伴う5度目の納入延期を発表。その結果、初納入は当初予定より約7年ずれ込み、平成32年半ばを目指している。

開発スケジュールへの影響について航空評論家(元日本航空機長)の小林宏之氏は三菱重工と同様に「遅れは出ないだろう」との見方を示す。社内試験を繰り返し、国の認証審査を受けながら開発が進んでおり、部品の強度をその都度確認しているためだ。運航している航空機にアルミ製品が使用されていた場合についても「十分な強度があることを示す『耐空証明』を1機ごとに受けており、安全性に問題はない」とした。

自動車も神鋼の得意分野で、軽量化による燃費向上のため、車体パネル材などにアルミ製品を供給。国内の自動車メーカーがリコール(回収・無償修理)の必要性を調べるなど動揺が広がっている。2017/10/8 産経

大手鉄鋼メーカーの神戸製鋼が、長年にわたって製品検査のデータを改ざんしていた問題は、技術立国の日本を危うくする事件である。建設業界も杭工事のデータ改ざんが露見されて、マンション数棟が建て替えられることになったから、鉄鋼業界を一方的に批判出来る立場ではないあが、筆者が経験した品質管理から思う事があるのでコメントしたい。

鉄鋼メーカーは今や一般鋼材は中国、韓国、その他東南アジアで殆どが生産されている。中でも中国は過剰生産状態となって、価格のダンピングが世界中に深刻な価格破壊を起こしている。従って日本の鉄鋼メーカーは一般鋼材ではなく、付加価値の高い特殊鋼材で利益を出している。

例えば自動車に使われる薄い鋼板である。燃費に直結する自動車の軽量化には薄い鋼板は必須であるから、出来るだけ薄い鋼板を製造する技術は経営を左右する。しかし薄くするだけでは駄目で、強度や靭性(簡単に破断しない性質)が必要で、薄い鋼板の一部でも弱点があるとそこから全部が破壊してしまう。

この様な特殊鋼板を製造するには高い技術力が必要なのだが、技術のなかには品質管理能力も含まれており、特に大量生産の場合には統計学的品質管理が必要である。品質管理と言えば「TQC:総合的品質管理」を思い出すが、筆者が30歳前の時で、全社でTQCを勉強・実践して2年後に「デミング賞」を受賞したのだった。1982年の年である。

受賞後も勿論品質管理は改善しながら行ってきたのであるが、その後、バブル経済となって日本中が浮かれていき、地道な品質管理はそれでなくとも会社の中では脚光は当たらないから、少しづつ軽視されていった様な気がしていた。特にバブルの時代に入社してきた社員は、仕事が多すぎることから電話で全て仕事をしている先輩を見てきた。つまり3現主義を知らない世代である。

そして1995年ころから「ISO:国際標準機構」による認証制度を取り入れる企業が増え、建設業もISO9000(品質)、14000(環境)を勉強して、マニュアル、作業標準などを整備することとなった。その作業はTQCを経験した筆者の年代以上の人達で主に行ったのであった。つまり若い社員に任せる事無く、彼らに品質管理を学ばせる機会を与えてやれなかった。

上述の杭工事のデータ改ざんは、高支持力杭工事でのことであった。高い性能をもつ製品には、より高度な品質管理が要求されるのは当然である。しかし今のゼネコンでは下請負業者任せが常態化しており、品質管理の重要性を頭では理解しているだろうが、どこかバランス感覚が悪いように思える。つまり、利益や工期を優先するのである。

筆者が感じる建設業の実態なのだが、神戸製鋼にもそのまま当てはまるのではないだろうか?バブル期に入社した社員は今や会社の幹部なのである。

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受動喫煙防止「家庭でも禁煙を」-都の条例成立 [エッセイ]

東京都議会で5日、小池百合子知事が実質的に率いる地域政党「都民ファーストの会」と公明党、民進党が共同提出した「子どもを受動喫煙から守る条例」が、自民党を除く賛成多数で可決、成立した。子どもがいる家庭内などで禁煙を求める内容だが、努力義務で罰則規定はない。施行は来年4月。家庭を含む私的空間の喫煙を規定する条例は全国初という。

条例は18歳未満の子どもに受動喫煙をさせないよう努めるのは「都民の責務」と明記。保護者や喫煙者に、子どものいる部屋や自動車で喫煙しないことや、分煙対策が不十分な飲食店やカラオケボックスなどに子どもを立ち入らせないことを求めた。学校や公園の周辺でも受動喫煙防止に努めるとした。2017/10/5 日経

筆者は30歳の時に禁煙してから喫煙には反対であり、煙草の匂いが嫌だから歩いていても煙のにおいがすると足を速めて遠ざかる。外食の時には分煙している店では必ず禁煙席にしてもらう。食事がまずくなるからだ。この条例を筆者は賛成する立場であるから、筆者の住む県でも条例を作ってもらいたい。

筆者が禁煙した動機は結婚して配偶者が長子を身ごもったことを知り、狭い社宅であったから、胎児に影響することは当時分かっていて禁煙したのである。今回の条例はまさにそのことを目的にしており、35年前の禁煙を思い出したのである。

東京都が条例を出したのは如何にも2020年のオリンピックを意識してのもので、公共施設や店舗等客が来るようなところだけでなく家庭内でも禁煙すべき、というのはパフォーマンスにも思える。新人ばかりの都民ファーストの会が当たり障りない問題に取り組んだのは、立法の練習みたいなものである。

自民党は「法律は家庭内に入らず」といって賛成しなかったようだが、これは「民事不介入」のことであり、夫婦間のお金の貸し借りや、離婚等に対してのことである。最近ではDVや、更には殺人という刑事事件まで起こっているし、一人で暮らす老齢者の安否確認など、家庭内に入っていくべきなのは現実問題なのである。

自分の子供だから受動喫煙は構わない、という親は多分いないであろう。ただし内心では分かっていても人から言われたくない、と思う人はかなりいるのではないか。その様な人達はこの際、ちっぽけな意地を張らないで、すっぱり禁煙することをお勧めする。

火を使わない煙草がメーカー各社生き残りをかけて開発し販売に努力しているが、結構小遣いが必要である。何しろ最初から喫煙しなければよい話であって、今後は成人前の若人に喫煙の恐ろしさや、他にストレスの解消できる方法を教えるべきであろう。

ランニングは頭をすっきりさせるから若人にうってつけであると思うのだが。筋力も付くし。夜中のランニングは危険なので、部屋で腹筋や腕立て伏せをすればよい。ストレス解消だけでなく、思索するにも良いのではないか。

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日産、有資格者印を複数用意-組織的偽装工作か [エッセイ]

日産自動車が無資格の社員に完成した車両の検査をさせていた問題で、検査結果を記載する書類の多くに、実際には検査に関わっていない有資格者の社員の名前が記載され、判子も押されていたことが関係者の話でわかった。多くの工場には、偽装用の判子が複数用意されていたといい、国土交通省は、組織的な偽装工作が常態化していたとみている。

関係者によると、偽装が行われていたのは、車両が完成した際、ブレーキの利き具合など車両の安全面などの最終的なチェックを行う「完成検査」の結果を記載する書類。同省は、これまで同社の国内工場への立ち入り検査を複数回行っているが、その過程で実際には検査に関わっていない社員の名前が書類に記載され、判子も押されていたことが判明した。2017/10/4 読売新聞

完成した自動車の検査を無資格者が行った、という報道であるが、筆者にはその資格がどの様なものなのか分からない。ネットで調べると「自動車検査員」が出てきたが、これは自動車の整備を行う事業者は必ず置かなければならない、国家資格(?)で「みなし公務員」となっていた。つまり本来国土交通省の検査員が行うべき業務を代行する検査員のことである。

しかし報道では社内資格のように伝えられているので、はっきりしない。又、自動車検査員は車検を行う整備工場に必要な資格なので、新車を造る自動車会社の完成検査とどの様な関係にあるかも分からない。安全性が検査項目だから、もしかしたら自動車会社にも置かなければならない、同じ資格者なのかもしれない。

社内資格であれば、必要な検査員数を確保することはそれ程難しい事ではないだろう。従業員への講習会参加については、如何様でも取り計らえるはずである。場合によっては通信教育(イントラネットによるe-ラーニング)も可能かもしれない。

しかし「自動車検査員」は国家資格の「整備主任者」が地方運輸局の講習を受けなければならない。整備主任者は国家資格の整備士でなければ届け出は出来ない。つまり簡単ではなさそうである。

しかし何れにせよ、日本を代表する会社が何故この様な確信犯的違法を行ったのか、全く理解できない。日産はルノーの傘下であるが、グループは今年の上半期で世界販売台数は1位なのである。「技術の日産」がセールスポイントであるが、品質管理体制が技術の基幹だから、看板を外してもらう必要がある。

ところで建築の場合にも検査員制度があり、検査員を「工事監理者」という。建築主は不動産会社を別にすれば建築の素人だから、建築主に代わって検査するのが工事監理者なのである。工事監理者は設計者と同じく「一級(規模により二級)建築士」資格者である。設計者が施工者と別の場合、設計事務所から工事監理者を出す場合が多い。

しかし設計施工の場合では、ゼネコン内部で工事監理者を選任することになる。自社で検査することから、検査がいい加減になるのではないか、という問題は50年以上前に論議された。設計と施工が別の場合、その瑕疵は設計が悪かったのか、施工が問題なのかは判断が難しい。一方、設計施工の場合、設計施工では何か「瑕疵」が発生すれば全てゼネコンの責任となるから、明快も言える。

建設業は品質管理において遅れた業界、と言われていた(いる?)が、自動車産業もそうだったのか、という事件である。

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銀座のビルでハチミツ収穫、過去最高1.6トン-銀座ミツバチプロジェクト [エッセイ]

東京・銀座のビルの屋上で養蜂を行うプロジェクトが今年で12年目を迎え、過去最高の約1.6トンのハチミツが収穫された。今年はミツバチの活動が盛んになる5~6月に雨が少なく、日比谷公園など周辺の緑地から多くの蜜が運ばれてきたためだ。収穫したハチミツを使ったスイーツなども好評で、プロジェクトのスタッフらは「大都会に息づく自然」の力に手応えを感じている。

銀座で働く人たちが集まり、養蜂に挑戦する「銀座ミツバチプロジェクト」が始まったのは2006年。現在は銀座の3か所のビル屋上にある養蜂場で、それぞれ最大20万~30万匹のセイヨウミツバチを飼う。ハチミツの収穫量は、06年は150キロだったが、10年には800キロを超え、13年には1トン超に。ミツバチの活動は多くの花が咲く5~6月に最も盛んとなる。例年ならこの時期は梅雨で雨も多いが、今年は少雨で、収穫量は過去最高の1647キロに上った。

「今年はミツバチの入手が難しく、シーズン初めはどうなるかと思ったが、よく働いてくれた」と、プロジェクトの養蜂担当者は言う。ミツバチは4kmほど飛べるといい、皇居や日比谷公園、浜離宮恩賜庭園の花々のほか、ユリノキなどの街路樹の花も好物だという。2017/09/29 読売 

銀座のビルでハチミツ収穫、過去最高1・6トン(2).jpg

銀座のビルの屋上に設置された巣箱

銀座ミツバチプロジェクトについては、開始した時に報道で知っていたが、まさか収穫量が1.6tonにもなり、商業化しつつあるとは驚きである。都心で緑や花が多いことをアピールするためのイベントとしか思っていなかったからである。

都市に緑が多いのは気持ちが良いし、大きな木が並んでいればビル風を軽減できる。そして更に花があれば日本では四季を感じて、無機質の建物に囲まれているビル街では安らぎである。昼休みに散歩していても気持ちがよい。筆者は桜の開花時には一週間くらいは昼に毎日散歩して桜花を愛でていた。

つまり東京は意外と花がある、という事でそこに目をつけたのが「銀座ミツバチプロジェクト」なのであった。もし少しでも商品になるくらいの蜂蜜が収穫できたならば、相当な話題を呼ぶことになるし、東京に花が多い事の証明になる。この着想は素晴らしい。

最近の日本人は一部の企業を除いて諸外国に比べて決して働き過ぎではないが、以前は「働き蜂」と揶揄されていた。「銀座ミツバチプロジェクト」はこの「働き蜂」をまさに実行したのであるが、日本の話題としては決して悪いものではないはずである。都市の環境問題の一つである無機質な街を、自然と共生する街を実証するものだからである。

さて、蜂蜜はお菓子や料理に使われるが筆者は殆ど口にしない。元々甘党ではないからで、砂糖との違いがそれ程あるとは思えないからでもある。しかし食べ比べればやはり蜂蜜は美味しい。カレーに入れたり、焼き肉の為の漬け汁に入れれば、やはり砂糖とは格段に違うのである。

しかしながらやはり蜂蜜は家では使わない。それは唯一、蜂蜜が高いからである。国産はとても手が出る値段ではなくて、カナダやアルゼンチン産でも高い。スーパーに置いてある安ものは安全とは思えないから買わない。

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赤ちゃん19人に1人、体外受精で誕生-2015年の統計 [エッセイ]

2015年に国内で行われた体外受精によって、過去最多の5万1001人が誕生したことが日本産科婦人科学会のまとめでわかった。赤ちゃん全体の19人に1人が体外受精で生まれたことになる。治療件数も42万4151件となり、初めて40万件を超えた。国内の体外受精児は、1983年に東北大で初めて生まれて以来、累計で48万2627人になった。

体外受精は卵子と精子を体外で受精させて子宮に戻す不妊治療。卵子に針を刺して精子を注入して受精卵を作る方法などが開発され、選択肢が増えた。特に、いったん受精卵を冷凍保存し、時機を見計らって母親の子宮に移して妊娠させる方法が多用されている。体外受精で生まれた子の約8割にあたる4万599人がこの方法だった。2017/09/16 読売

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体外受精の治療件数と出生数(読売)

日本は有効な手だてが少ないまま少子高齢化の社会へと進んでいる。少子の主な理由は経済的なもので、正規社員ではない夫の収入では生計が成り立たず、奥さんも働くことになる。しかし保育園の絶対数が少なく、待機児童問題は遅々とした対策に留まっている。

この様な状況なので、結婚年齢が上がり、男女ともに子供が出来る能力が少しづつ低下してきて、報道の様な体外受精の治療件数になってきているのだろう。又、受精卵を冷凍保存して時期を見て子宮に戻す方法は、おそらく女性の勤務事情からの手段なのであろう。

千葉県浦安市では、若い女性が卵子を冷凍保存することに助成金を出す条例を成立させた。助成するのは年齢制限があるそうだが、医学的な根拠はともかく、たとえ若い時の卵子にしても冷凍保存した場合、妊娠する可能性はあまり高くないようだ。

こうした報道に接し思いだすのは、レイチェル・カールソンの「沈黙の春、1962年」であり、又、1996年シーア・コルボーンらの「奪われし未来、1996年」である。公害が大問題となった時代であるが、直接的な健康被害を引き起こす物質だけではなく、動物の生殖能力に影響がある物質が将来問題になる、と警鐘した著作である。

その影響のある物質は「環境ホルモン:内分泌攪乱物質」と言われている物質である。この研究はその因果関係が微妙な為、なかなか進んでいないようだ。筆者は全くの素人なので、これはネットでの情報であることをお断りする。

筆者は体外受精で誕生することは、その夫婦の人生にとって素晴らしい事であることは首肯する。子孫を残すことは生物にとって自然であり、人間にとっても子供を育てる事は人生に様々な色彩を増やしてくれるものだ。まして子供に孫が出来たら、それは明らかに自分の命が繋がったことを実感できる。

しかしながら体外受精での誕生は自然ではないことも確かであろう。自然な出産が出来なくなってきている原因が、結婚の高齢化や「内分泌攪乱物質」だとすれば、これは日本の将来を危うくする問題であると考える。

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