So-net無料ブログ作成
検索選択

名古屋テレビ塔、耐震工事で展望台は休業へ [大地震対策]

耐震工事を行うことを決めた名古屋テレビ塔名古屋市のシンボル「名古屋テレビ塔」が初めて耐震工事を行うことを決めた。工期は約20か月かかる見込みで、期間中は展望台や入居する飲食店を休業する予定。着工時期は未定だが、市とも調整し、東京五輪がある2020年までの営業再開を目指すという。

運営会社によると、耐震診断の結果、震度5強以上の地震が起きると、倒壊はしないものの、鉄骨が曲がる恐れのあることが判明。工事では4本の脚の土台に免震装置の設置などを行う。費用は約20億円の見込み。名古屋テレビ塔は1954年、日本初の集約電波塔として開業。2005年に国の登録有形文化財に指定された。11年の地上デジタル放送移行でテレビ電波塔の役目は終えたが、観光スポットとして年間約30万人が訪れる。2017/03/24 読売

名古屋テレビ塔.jpg

名古屋テレビ塔(wikipedia)

名古屋テレビ塔は高さ180m、着工 は1953年9月19日、竣工は1954年(昭和29年)6月19日であり、設計は「塔博士」の内藤多仲早大教授である。内藤は当時東京タワー設計していて、4年後に完成させた。

名古屋テレビ塔が「耐震補強」すると聞いて、筆者には少し違和感があった。それは東京タワーが今まで「耐震補強」をしていないことと、普通、鉄塔は風荷重の方が地震荷重より大きく、構造設計は風荷重に対して行うからである。

鉄骨造の建物の固定荷重(積載荷重にたいする躯体等の重量)の半分は床スラブである。従って、床スラブのない鉄塔では地震力は小さい。又、200mクラスの建物では、形状によっては風荷重が大きい場合がある。従って鉄塔で「耐震補強」と言うのがピンとこないのであった。

ただし東京タワーも2011年3月11日の東日本大震災の影響で、タワー先端部の地上アナロ グ放送用アンテナが東に2度曲がる被害を受けている。これは「長周期振動」により「共振」したもの(ホイッピング:鞭振り)と考えられている。展望台にいた観客は階段で下りて避難し、けが人は出なかった。タワーの営業は同月18日まで中止となった。

さて、名古屋テレビ塔は何故「耐震補強」を行うのか、であるがおそらく下層部のレストランなどが入っている3,4階の荷重が大きい(東京タワーではこの様な施設は、タワーの下に独立している)のではないだろうか?或いは建設当初に比べ現在では上部に様々な機器が取り付けられたのかもしれない。

「耐震補強」の内容は4本の脚の基礎部分に免震装置を取り付けるそうである。免震装置を付けるならば「免震化」と呼びそうな気もするが、それはさておき、4本の脚は広がっており、外側に開こうとする。免震装置は横方向には滑ってしまう(それが免震である)から、免震装置の上の部分で4本脚同士を結ばなくてはならない(タイビーム)。

何度も名古屋には出張で出かけていたが名古屋テレビ塔には行ったことが無く、脚元がどうなっているか筆者は知らない。免震化を決定したのだから、設計者は施工者と十分な検討をしているのだろう。例えば免震化工事中に、最低震度5弱程度の地震に対しての検討は必須である。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

気仙沼大島への懸け橋-橋梁工事クライマックス [建設関連ニュース]

宮城県気仙沼市の離島・大島と本土を結ぶ大島架橋事業で、宮城県は29日、アーチ橋「気仙沼大島大橋」(全長356m)の中心部を架ける作業を始めた。今月5日から5回に分けて行った架設作業はこれが最後で、目に見える形で大島と本土がつながった。東北で離島への架橋事業は初めて。

29日午前5時50分頃から、大型クレーン船でアーチ橋の中心部(228m、約2700ton)を吊り上げ、朝日埠頭から1.5km離れた架設地点に曳航した。午前7時45分ごろ、架設作業に着手した。同日中に完了する見込み。

今後は橋桁の中に水道管や電力ケーブルを通す工事などを進め、2019年3月までの完成を目指す。完成すれば、橋脚間の長さが297mと東日本最長のアーチ橋となる。事業は大島の浦の浜地区と本土側の国道45号を結ぶ8kmで、事業費約220億円。大島は2月末現在で2599人が暮らす、東北の離島で最も人口が多い。2017/03/29 河北新報(写真も)

気仙沼・大島 架橋.jpg

大型クレーン船を使っての架設作業

筆者は建築屋なので橋梁工事については素人であるが、構造屋なのでやはり大型構造物には興味がある。例えば今回の橋梁中央部は2700tonだそうであるが、一体何本の高力ボルトで接合したのだろう、などと考えてしまうのである。

この橋はアーチ橋で、写真から橋梁中央部を支持する両端部のレ形の部材と接合されてアーチとなる。ということで全長が356mとなっているのであろう。従って上記の橋梁中央部の接合は「剛接合」であり、間違いなく高力ボルト接合なのである。

改めて調べると高力ボルトはM12~M30まであるが、どうも橋梁工事ではM24を使っているようである。M24の長期許容せん断力は一面接合で67.9kN(6.8ton)、二面接合は2倍の135.8kN(13.6ton)である。

鉛直荷重は片側でV=2700/2=1350ton
アーチ材の軸力は写真から水平に対し30度とすれば、
N=1350×2=2700ton(30度60度の直角三角形の短辺と斜辺は1:2)
従って高力ボルトの本数nは
n=2700/13.6=199本となる。
これは片側の本数だから、全体では398本となる。勿論、積載荷重や安全を見て本数は更に多いだろう(多分800本以上)。

写真で見る限り、橋の高さは海面から50m以上あるから大津波が直接当たることは無い。ただし橋脚部分は十分な強度が必要である。津波だけではなく、漂流物が衝突するからである。

筆者の最大の興味は橋脚の基礎部であり、果たして片方は「スライド」させる構造かどうかである。大地震時には両側で数十cm動き方が違うように思うのだが、はたしてどうなのだろう?

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

入浴施設でレジオネラ属菌に集団感染、1人死亡 [エッセイ]

広島県は25日、同県三原市の日帰り入浴施設「みはらし温泉」を利用した30~80歳代の男女計40人が、レジオネラ属菌が原因とみられる発熱や肺炎などを相次いで訴え、このうち県内の50歳代男性が同日亡くなったと発表した。

ほかに2人が重症で、県は同施設を利用し、せきや悪寒などの症状が出た人は医療機関を受診するよう呼びかけている。

県によると、市内の医療機関から18日に最初の患者の報告があり、25日までに合わせて男性34人、女性6人の届け出があった。三原市が20日に立ち入り調査をしたところ、浴槽で採取した水からレジオネラ属菌を検出。同施設は21日から営業を自粛している。2017/03/25 読売

レジオネラ属菌は、レジオネラ肺炎(在郷軍人病)等多くのレジオネラ症を引き起こす。1976年にアメリカ合衆国ペンシルベニア州米国在郷軍人会の大会が開かれた際、参加者と周辺住民221人が原因不明の肺炎にかかり、一般の抗生剤治療を行なったが34人が死亡した。発見された細菌は、在郷軍人 (legionnaire) にちなんで Legionella pneumophila と名づけられた。

筆者がこの報道を知り思ったのは、現役で若い頃建物が竣工して2年目の点検(瑕疵担保期間の終了)に工務監督(管理部門に異動したベテランの元所長)のアタッシュとして同行していた。勿論当時から山留め工事を専門にしていたが、課の人手が足りず駆り出されていたのである。筆者は現場経験が2件しかなかったので、様々な建物の検査に立ち会うのは、建築の勉強になった。

検査は建築のことだけでなく、設備関係も行っていて、例えば屋上ではクーリングタワーの状態も確認するのである。その時設備の工務監督に教えられたのが「在郷軍人病」であった。クーリングタワーは水を使うので「藻」が繁殖することがある。そうなるとレジオネラ属菌が繁殖することになるのである。

このことを教えてもらって以来、古い建物の下を通る時に屋上を見上げ、レジオネラ菌が撒き散らされていると思えて気持ちが悪かった。名前の由来までは聞いてなく、珍しい名前だったので覚えていたのである。40年近く前の話である。

レジオネラは環境中に普通に存在する菌であり、通常では感染症を引き起こすことは少なが、高齢者等抵抗力の少ない人々にとって、レジオネラ感染症の原因になる。温泉は特に高齢者(筆者も宿泊する所に温泉があると嬉しい)が好まれるから、この事件は温泉施設にとって致命的なものであり、関係者は原因究明と再発防止に万全を期してもらいたい。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

秦野名産「桜漬け」ピンチ-食用桜の摘み手不足 [エッセイ]

全国有数の出荷量で知られる神奈川県秦野市の食用八重桜が危機に直面している。 栽培農家の高齢化で高所の摘み取り作業ができず、放置される木々が続出。10年後には摘み手がいなくなるおそれもあるという。市は旅行会社とタイアップした体験ツアーや、インターネットを通じた見学会紹介を検討するなどPRと摘み手の確保に向けた取り組みを始めている。

市によると、市内の八重桜は現在、千村地区を中心に約2500本で毎年4月に集中的に開花する。大半は1か所に30枚ほど花弁を付ける「関山:かんざん」という品種。高さ15mほどに育つが、新しく高い枝が多くの花を付けるため、栽培農家は枝にロープではしごを固定し、さらに命綱も使って作業を行う。2017/03/26 読売

八重桜(関山).jpg

八重桜(関山)(wikipedia)

前回のブログでソメイヨシノの実は食べられないことを記したが、ソメイヨシノの次に咲いて目を楽しめる八重桜は、花びらを食べるのであった。多くの園芸品種が作り出されており、フゲンゾウは室町時代から存在していた事が知られており、関東では新宿御苑が、関西では「桜の通り抜け」として知られる大阪の造幣局がヤエザクラの名所として有名である。

報道では「摘み手不足」のため、せっかく咲いた八重桜はそのまま散ってしまうのである。八重桜もサクランボは食べられないが、日本では和菓子や桜茶に使われている。その材料が無駄になるのは「もったいない」。

しかし大きく育った八重桜の花を摘むのは確かに危険作業である。建設業だと直ぐに高所作業車を思ってしまうが、桜畑は斜面が多い。日照が良いからであるが、斜面では高所作業車は使えないし、コストもかかる。では命綱となるが、しかりした命綱を張るのは難しい。

梅の栽培では収穫を考えて伸びる枝を切って、人の背の高さに揃えているが、八重桜が果たしてその様な選定をして毎年花を咲かせるか分からない。梅の需要は今後も続くと思うが、八重桜の花についてはどうなのか、やはり経営的な判断が必要なのだろう。

ところで八重桜について、筆者は全く勘違いしたことがある。それは、太田道灌が蓑を借りるため小屋に入ったところ、若い女が何も言わず山吹の花一枝を差し出したので、道灌は怒って帰宅した。後に山吹には「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞ悲しき」の意味だと教えられ、恥じたという有名な話のことである。つまりこの花を八重桜と勘違いしていたのである。当然花は山吹である。

いい歳をして自分の教養の無さを知るのは情けない話であるが、相田みつおの「一生勉強一生青春」という言葉もある。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

4度目の不正の東洋ゴム、再発防止策発表-データの自動記録など実施へ [建設関連ニュース]

東洋ゴム工業は24日、今年2月に判明した船舶用配管のゴム製品で検査頻度を減らし、不足分を過去データから流用していた不正を受け、社内調査による原因究明の結果と再発防止策を発表した。作業態勢の見直し、現場教育の強化に取り組むとしている。

不正の原因に、現場での規範意識の低下や上司の監督不足などを挙げた。不正をした検査担当の男性社員は調査に「測定が面倒だった」と話したという。

再発防止策では、検査データの自動記録、監視カメラの設置などを実施。不正をしにくい環境を整えたうえで、現場の社員や上司の教育を徹底する。検査を生産工程から外し、工場長直轄にすることで、作業効率に追われる現場から切り離すことも実施する。

東洋ゴムで不正行為が明らかになったのは4度目。2007年に断熱パネルの性能偽装、2015年には免震ゴム、防振ゴムでの不正が相次いで判明している。2017/3/24 産経

東洋ゴムの免震ゴムの不正とは、2015年3月13日に国土交通省が東洋ゴム工業(発覚時は、東洋ゴム化工品に事業が移管されている)が製造・販売した建築物の免震機構に用いられるゴム製部品について、不良品の出荷や性能データの偽装があったと発表した事件である。データ偽装が行われていた製品(3種類)は同日付けで大臣認定が取り消された。日本国内の自治体の庁舎、マンション、病院で設置されており、合わせて55棟であった。

免震構造は阪神大震災後急速に普及し、今では高級マンションに使われることが多く、ディベロッパーは顧客を集めるための最も有効な手段と考えているようである。免震構造の耐震性は、所謂耐震等級でいえば建築基準法の2倍程度あると思われる。

その様な顧客の信頼を一挙に裏切る行為として、多くの批判を浴びたのであった。丁度2005年に発覚した耐震偽装事件にも似ていて、大地震はいつ来るかわからないからと、全く自分勝手な考えにより、数値を改ざんしたのである。

日本人は基本的に「性善説」だから、耐震偽装事件にしろ東洋ゴム事件にしろ、まさかデータの改ざんをするとは思わない。提出されたデータが信用できないのであれば、全ての試験に第三者が立ち会わなければならなくなる。

コンクリートや鉄筋の強度試験は第三者の指定機関が直接行う事になっているが、断言はできないが恣意的なデータ改ざんがあったからで、結局「監理」するには「性悪説」になるしかないのだろうか?

しかし東洋ゴムの場合、創業70年、東京証券所一部上場で、連結の従業員は1万人を超える会社である。その会社がこのように立て続けに偽装事件が起こしているのは、もはやモラルが無い、と言う事である。モラルが無いのは経営者、管理職、従業員すべてにモラルが無いのである。

東洋ゴムの業界はどの様な経営環境にあるか分からないが、顧客の信頼を裏切っては元も子もなくなるのである。昔、筆者が勤めていた会社がTQCを導入し、外部の先生に教えを受けていた。その時何度も言われたのがQCD(SE)のうち、何しろ「Q:品質」を第一に考えなさい、と言われたのを思い出す。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

日本の科学研究が失速-論文数減少 [エッセイ]

英科学誌ネイチャーは、日本の科学研究の現状をまとめた23日の別冊で、そうした分析結果を発表した。主な学術雑誌に掲載された、日本の研究者による論文数は最近5年間で8%減少するなど停滞が著しく、同誌は「今後10年で成果が上がらなければ、研究で世界トップ級の地位を失いかねない」と警鐘を鳴らしている。

同誌や米科学誌サイエンスなど、自然科学系の主要学術雑誌68誌に掲載された論文を対象に分析した。その結果、日本の大学・研究機関に所属する研究者が著者の論文数は、2012~16年の間に8.3%減少。中国、英国がそれぞれ47.7%、17.3%増えたのとは対照的な結果となった。2017/03/24 読売

日本は天然資源が無く、継続的繁栄を維持するためには人的資源に頼るしかない。人的資源は教育によるもので、安全保障、経済、政治、社会保障など国の重要な課題に対して同列に扱うべき課題である。否、むしろ教育によって人材が育つのだから、全ての課題を解決するのは結局人材が基礎なのである。

その人的資源の一つである、科学研究に関して明確な事実が報道内容である。近年、科学系のノーベル賞受賞が続いているが、その研究は30年も前のものであり、今後も続くかどうかは分からない。ネイチャーはそのことを指摘したのである。又、ノーベル賞受賞者の全ての人が、文部科学大臣を訪問した際に指摘するのも全く同じ事であった。

一人の天才が新しい分野を切り開くこともあるが、基本的には広い裾野において、地道な研究者たちの研究の積み重ねが、画期的な成果を生むことのほうがはるかに多い、と思う。数学に於いてさえ、あの「フェルマーの最終定理」を解決したアンドリュー・ワイルズは、350年間に亘る数学者達の業績(定理)無くして、解決は無かったと言っている。

しかるに文部科学省ではこの10年間、国立大学法人に対する運営費交付金は減額するばかりである。そして更に少ない交付金も、各大学を評価して配分することにしている。これでは大学研究者は文部科学省を見て研究することになる。なお、私立大学に対しての助成金も減額しており、経営はさらに厳しい。

国立大学法人運営費交付金(予算額)の推移.jpg


そこに追いうちのように軍事科学研究について、日本学術会議は24日に執行部でつくる幹事会において「拒否」することを決定した。これは防衛省が、防衛と民生双方に応用可能なデュアルユース(軍民両用)技術を研究する大学や研究機関を支援するため、平成27年度に「安全保障技術研究推進制度」を創設したことに反対したものである。防衛省の予算は29年度が110億円で、これは同じ趣旨の研究予算としては米国の2%である。

国の交付金、助成金の減額に対し大学は「非正規」教員を増やしている。ポスドクは勿論、助教も任期付き採用が多く、又、私立大では以前より「非常勤講師」が多かったが、現在では「客員」を付けた教授、助教授、講師は正規教員より多い学校が増えている。それも最も有名な私立大学においてもである。

勿論「客員」ではまともな研究費は少ないだろうし、例えば任期5年間のうちに「査読付き論文」を3本以上発表しなければならない、等の条件下では、とてもではないが基礎的研究は出来ないだろう。

ところで建築学科においての研究で感じるのは、HPで教員の紹介で発表論文が掲載されているが、海外での発表は極めて少ない。これは建築というその国や地域の特性が高い事に由るのだろうが、例えば「耐震構造」等ではかなりの国でも同じ課題のはずで、日本の建設技術が高い、と(たぶん)自慢しているのだから、どんどん発表したらどうだろう。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

宮城、鳥インフルで22万羽殺処分-養鶏場をクリーンルームに [エッセイ]

宮城県は24日、同県栗原市の養鶏場で21日以降に死んだ鶏を遺伝子検査した結果、H5型の高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表し、22万羽の殺処分を始めた。千葉県旭市の養鶏場でも遺伝子検査でH5型の感染が確認され、飼育している6万8千羽の処分を開始した。旭市の養鶏場は21~23日に計118羽が死んでいるのが発見された。

宮城県は24日未明、県庁に対策本部を設置、自衛隊に派遣要請した。隊員と県職員が処分に当たっている。養鶏場から半径3キロ以内を卵や鶏の移動制限区域とし、半径3~10キロの範囲は搬出制限区域に設定して域外への運び出しを禁じた。

宮城県によると、この養鶏場では、特定の鶏舎で21~23日の3日間に計96羽が死んでいるのが見つかり、23日の簡易検査で6羽から陽性反応が出ていた。2017/3/24 産経

高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)は、世界中の養鶏産業にとって脅威となっている。HPAIと総称されるウイルスのうちH5N1亜型ウイルスなどでは家禽と接触した人間への感染、発病が報告されており、今のところ一般の人に感染する危険性は極めて低いが、ヒトインフルエンザウイルスと混じり合い、人の間で感染(ヒトヒト感染)する能力を持つウイルスが生まれる(変異する)ことが懸念されている。

鳥インフルエンザウイルスは加熱すれば感染性がなくなる。食品中にウイルスがあっても、十分に加熱して食べれば感染の心配はない。日本の農林水産省は、家禽(かきん)肉は十分加熱して食べること。そして、家禽卵は、国内では、生で食べることを考えて生産されているが、不安な方や体調の悪い方は、加熱(WHOの食中毒防止のための加熱条件:中心部70℃、瞬間)を勧めている。

今の所、鳥インフルエンザウイルスに人が感染して死亡して事例の報告は少ないが、一度死亡数が多くなれば、既に爆発的な感染が広がっている可能性がある、ということであり、今回のように養鶏場の鶏全数の殺処分がなされるのである。

しかしながら鳥インフルエンザウイルスは既に20年前に確認されており、今だに発生するのは有効な対策が取られていない、という事である。感染は野生の鳥類がキャリアで、その糞が付着や飛散(?)によって養鶏場の中に入ってきたからである。

鶏肉は牛や豚に比べ安価で家計にとってありがたく、更に鶏卵に至っては多分50年前より安い位の値段で売られている。あまりに安すぎる為に、当然、衛生管理は手薄になるのであろう。

養鶏場はどう見ても仮設のプレファブのようで、例えば徹底的に埃を嫌う半導体工場の様な「クリーンルーム」建築とは異なる。つまり建築技術的には外部からの鳥インフルエンザウイルスを遮断出来るのである。勿論人の出入りについてもエアシャワー等を行う。

クリーンルームにはJIS規格で「クリーン度」が規定されている。どのレベルが必要なのかは筆者には分からないが、衛生管理と工学研究者が協同すれば答えは出るのではないだろうか?

クリーンルームが建設され始めて数年後、増築工事に現場に行ったことがある。その時既存のクリーンルームで働いていると冬季であっても風邪をひかない、と聞いて感心したことがあった。

鳥インフルエンザ対策には、養鶏場をクリーンルームにすべきである。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

世界幸福度ランキング [エッセイ]

国連は20日の「国際幸福デー」に合わせ、2017年版の世界幸福度ランキングを公表した。日本のランキングは、全155か国中51位で前年より二つ順位を上げたそうである。この様な指標があることは正確には知らなかったので、今回少し調べてみた。なお、世界幸福度ランキングの正式なレポートは下記である。

先ず表紙には3人の編集者と3人の副編集者名が記載され、報道にある「国連」の名前は無い。そして裏表紙には「世界幸福度ランキング」は上記6人が独立した立場で書いたものと書かれている。そして国連等の組織の意見を反映したものではない、としている。

報告書は勿論、恣意的なものであってはいけない。あくまで事実に基づいて書かれるべきである。しかしながら、何故報道のように「国連」が発表した、となるのであろう。委嘱した編集者への謝礼や、経費を負担したからであろうか?

少なくとも「委嘱」したとはいえ、国連が発表したのであれば、内容について「責任」が生じるから、中身を検閲するはずである。あくまで「透明性」に拘り、全く内容については関与していないのならば、国連の名前は出さずに、国際的に知られる学会誌には発表すれば良いのではないか?そして末尾に国連から研究資金を提供された、とすれば良い。

何故冒頭から形式的なことを述べるかと言えば、報告書はランキングであり、国を採点しているからで、そこに全然「主義、主張、偏見」が入らないはずが無い、と思うからである。例えばノーベル平和賞の選定について「主義、主張、偏見」は全くない、と思っている人は多分いないであろう。

日本はG7、G20のメンバーである。勿論、経済だけでその国が幸福かどうか、評価は出来ない。しかし逆に経済が悪い国が幸福か、と言えばおそらくそうではないであろう。有名なブータンの幸福論は承知している。筆者の考えでは幸福とはあくまで個人の主観に大きく関わるからで、「清貧」に生きるのも立派な人生観である。つまりブータンの国民の多くが「清貧」に生きているのである。

しかし文明は産業革命後著しい発展が続いており、生活が便利になり、豪奢な品々に溢れかえってきているのが現代である。車は既に機能だけで購買されるのではなく、ステータスが重視されようとしている。多くの先進国、それに続く国々(国民)も「経済」の発展を望んでいるのは事実である。

内容についてであるが、先ず、このランキングにおいて、7つの要素の「足し算」で評価している。そして筆者が思うに、「経済=1人当たりGDP」は相当なウエートがあるはずなのに、「対数」処理をしているのである。例えば1人当たりGDPは40000$と10000$の場合、前者は4.6、後者は4.0で、僅か0.6の違いになる。何故対数処理なのか、普通に考えればその国の主要な物価で補正するだけで良いのではないか?

又、治安が悪い事は評価項目には無いし、今でいえば、移民問題や、テロや国内デモ等も考慮すべきではないだろうか?当ブログで肝心の住宅事情もある。レポートに書いてあるのかもしれないが、アンケート調査のヒアリング項目全てを知りたいものである。

国連は第三者に任せた、としているが「国連」として発表しているからにはやはり責任がある。文化が異なるブータン国を評価するのは失礼であるし、何もランキングすることは無い。対数にするとか理解に苦しむ操作しないで、事実だけを発表すべきなのである。下手な足し算(重回帰分析?)より「レーダーチャート」の方が良い。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

ごみ屋敷のごみ出し支援、利用者が急増-自治体が制度 [エッセイ]

生活意欲の衰えなどから身の回りのことができなくなるセルフネグレクト(自己放任)や、それらに起因する「ごみ屋敷」「ごみ部屋」の問題が顕在化する中、高齢者らを対象にした自治体のごみ出し支援制度の利用者が増え続けている。埼玉県所沢市ではこの10年で取り扱いが3倍に。それでも担当者は「まだ制度の周知が徹底されず、拒否する人もいる。このままだと家がごみがいっぱいであふれかえるのではないか」と懸念する。

同市は2005年度、ごみを集積場まで捨てに行けない高齢者らを対象にした「ふれあい収集」制度を創設。介護保険制度で要支援2以上の認定を受けた65歳以上の人や障害者らを対象として週1回、戸別収集する。ケアマネジャーを通じて申請されることが多く、初年度に173世帯だった実施数は14年度に500世帯を超え、その後も増えている。2017/ 3/21 毎日

筆者はまだ健康で毎朝チワワの散歩の後、分別したゴミを100mほどの所にあるゴミ集積場に持っていく。不燃ごみなど2袋になる時があるし、燃えるごみでは結構重い時もある。しかしこれも健康法の一つと思えば良い。

雨の日は当然傘を差してゴミを持っていくのだが、少し濡れる位は、これから雨の中収集する人のことを思えば、苦労でもない。冬の寒い日でも散歩の後だし、手袋をはめているから、これもきつい事ではない。

筆者の家はゴミ集積場まで近い方だと思うが、同じ集積場まで300m近くの人もいるので、老齢者でなくても面倒であることは推察される。大抵、出勤で駅に向かう御主人が持ってきているが、すれ違って会釈する時には「これから仕事なのにご苦労さま」と内心思っている。

しかし筆者や通勤の御主人はまだ健康だから問題とはならないのであって、記事にあるように介護を必要とする人や、又「老老介護」の世帯ではゴミだしは大変なことなのだろう。「セルフネグレクト:自己放任」が原因としているが、言葉を換えれば「希望が無い事」なのである。

例えば偶にお孫さんが来るようならば、流石に奇麗にしておこうと思うだろうし、近所に仲の良い友人が茶飲み話に集まるのも同じで、少なくともゴミは放置できない。人は人間だから、人との付き合いが無くなってしまうと、ゴミはどうでも良くなってしまうのだろう。

そうした「セルフネグレクト」に陥っている人を救う一つに、「ふれあい収集」制度があるのは大変結構なことである。しかしゴミ出しだけでは「生きていくための希望」を持ち続けることになるかは難しい。

ところで東京都の場合、家内の実家がそうなのだが行政区によっては「ゴミ集積場」を設けずに、各家の前に出しておけば運んでくれる。又、「燃やせるごみ」と「プラスチック」は分別を要しない。「プラスチック」は嵩張るから住民にとっては便利である。「プラスチック」もどうせ燃やしているので、基本的には分別は必要は無い(細かく言えば、燃焼温度が異なるので、焼却所の管理が少し手間ではあるが)。

各家の前に出してよければ、その位の労力は「老老介護」の世帯でも出来るだろう。又、幾日も何も出てなければ、近所の人が気づいて、民生委員とかに連絡してもらえるのではないか?

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます

全国で最も早く、東京でサクラ開花-気象庁発表 [エッセイ]

気象庁は21日午前、東京で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。同庁のソメイヨシノの観測点では、この春、全国で最も早い開花となった。開花日は平年より5日早く、昨年と同じ。

「標本木」のある東京都千代田区の靖国神社境内で、冷たい雨が降る中、5輪の花がほころんでいるのが確認された。観測した職員によると、連休中の19、20日が好天に恵まれ、気温が高かったことで開花が早まったという。東京都心では、月末頃に満開となる見通し。同庁によると、ソメイヨシノの観測点で、東京が最初に開花したのは2008年以来。この年は、名古屋、静岡、熊本でも同じ3月22日、全国に先駆けて開花した。2017/03/21 読売

20170321靖国神社.jpg

開花宣言が出た東京のサクラ(読売)

今年の東京の開花宣言は3月23日を予想されていたが、雨天の昨日に靖国神社境内で、5輪の花が開花しているのが確認された。東京が全国で最初に開花宣言が出るとは思わなかったが、度々あることが分かったのも意外である。温暖化、ヒートアイランドのせいなのだろうか?

東京では桜の名所は幾つもあり、勿論靖国神社もそうだが、他には新宿御苑、六義園、上野公園や目黒川等が例年賑わっている。筆者も会社勤めの頃は会社近くにまずまず数の桜があって、お花見は良く参加した。しかし50歳で酒をやめたこと、寒くて風邪を引きそうになることから疎遠になって行った。もっぱら昼休みに散歩しながら、夕方から花見をする人たちが「縄張り」をしているのと合わせて、桜を眺めていた。

桜と言えば「サクランボ」を思い浮かべたのは、年金生活になって料理をする機会が増えたことから、食材に関心を持ったことに由るのだろう。気になってWikipediaで調べてみるとソメイヨシノにも勿論実が付くのであるが、酸味が強く苦いので食べられないそうである。つまりソメイヨシノは鑑賞用なのである。

ソメイヨシノ.JPG

ソメイヨシノのサクランボ(Wikipedia)

桜は日本人にとって特別な思いがある樹である。多くの学校に植えられていることや、靖国神社にあるのは、やはり意味があるのだろう。例えば学校では桜の開花が丁度卒業時期に重なるから、桜の花びらが一斉に散るように、友人たちが散っていく光景は感傷を覚える。

筆者も桜は大好きなので、庭が広ければ植えたい気持ちはあるが、余程広い庭でないと見栄えは良くないだろうし、又、害虫や毛虫が付くから手入れが大変である。庶民にとってはやはり公園などに行って鑑賞するのが良い。

ところで筆者は38歳で自動車免許を取ったのだが、その自動車学校は広く、桜の木が20本位植えてあるのが地元では有名であった。毎年桜の開花時期で学校の休みの時に地域に開放して、桜鑑賞が出来たのである。しかし経営者が代替わりしたのかどうか、或る年、全ての桜を切ってしまった。多分維持費節減の為と思われるのだが、筆者には「残念」と言うより「痛ましい」気持であった。

ブログランキングに参加しております。御面倒様ですが、クリックをお願い致します
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
有難うございます