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「悩みぶちまけろ」と研修で暴言、新入社員の男性自殺-遺族らがゼリア新薬を提訴 [エッセイ]

製薬会社「ゼリア新薬工業」(東京都中央区)の新入社員の男性=当時(22)=が研修中に「悩みをぶちまけろ」と強く要求されたり、吃音を指摘されたりしたことなどから精神疾患を発症して自殺し、中央労働基準監督署(東京)が労災認定していたことが8日、分かった。男性の遺族は同日、同社などに対し約1億円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に提起した。

遺族側弁護士によると、男性は平成25年3月、早稲田大を卒業し、同社に入社。同年4月から新入社員研修を受け始めた。研修では、同社から委託された講師が「何バカなことを考えているの」「いつまで天狗やっている」などと指導。男性は研修参加報告書に「吃音ばかりか、昔にいじめを受けていたことまで、一番知られたくなかった同期の人に知られてしまい、ショックでした」と書いていた。男性は5月、幻聴や妄想など異常行動が現れるようになり、研修施設から自宅に帰るまでの途中、東京都新宿区内で自殺した。2017/8/8 産経

自殺の発端となった研修は「意識行動変革研修」「自己否定研修」と呼ばれるもので、基本的な考え方は「自己啓発」であり、自ら問題意識を持って業務の改善や目標達成を行うものである。考え方は確かに正しいが、現実的には今回の様な犠牲者が出るのである。

思い返してみれば筆者の会社員人生において、幾つもの研修を受けてきた。新入社員研修についてはブログにしたが、その後3、5、8、20年(精確ではない)の社内研修を受講した。受講だけではなく、研修の講師もずっと行ってきたから、今回の事件を知り記事にすることにしたのである。

筆者にとって研修は基本的に嫌であった。寝食を共にする集団行動が嫌なので、それは社交性が無いからなのは分かっている。大勢の前でしゃべるのも苦手なのも一因であるが、しかし社内会議でのプレゼンや学会での発表など必要に迫られて行くうちに慣れてきた。

しかしどうしようもない研修は社外の講師によるものであった。初級管理者研修はR社の研修で、もう30年以上も前のことなので詳しく覚えていないが、今回の「悩みぶちまけろ研修」の様なものであったが、程度は多分違ったのだろう。又、入社してから8年も経っていたので、新入社員ではなく大分心も強くなっていたから、研修に「お付き合い」出来た。

社内の研修は技術の習得の為だから、ストレスは少なく、筆者のように寝食を共にするのが嫌な社員にとっては仕方がない。社有の研修所は講師用にはビジネスホテルのシングルであったが、研修生は2人部屋だった。8畳くらいだったと思うが、普段全く付き合いのない者と寝るのは嫌だったので、寝酒を使って寝たのである。なお夕食後は飲酒を許可されており、グループや講師と飲み明かした。

亡くなった新入社員の男性はどうもMR(medical representative:医療情報担当者)の様である。MRは以前「プロパー」と呼ばれており、自社の薬品を買ってもらうために医者への接待が問題となった。その為に「医療情報担当者」と名称を変え、且つ、実際に医薬品のプロになることになった。

従って新入社員の男性はMRとして「営業的センス」と「医薬品のプロ」の双方を短期間で習得しなければならなかったのだろう。特にゼリア新薬工業のように中小規模の医薬品メーカーにとっては今も「営業的センス」が優先しているのではないだろうか。なにしろ医薬品の信用度は大手に比べれば低いだろうから、その営業は、筆者の様な業種も違えば、又、技術者には想像できないくらいの厳しいものなのだろう。

早稲田大を現役で入学しているから、勉強の出来る優秀な若者であったのだろう。就職活動は激化していた頃だとはいえ、選んだ会社が悪かったように思える。ご冥福をお祈りする。

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