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築地市場火災、出火前から炭化か-火元ラーメン店の長年の調理で [建築事故]

東京・築地の築地場外市場で7棟が焼けた火災で、出火元とみられるラーメン店の厨房の壁が、長年にわたる調理の熱で経年劣化し、炭のような状態になっていた可能性があることが5日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は火災の前から同店の壁の内部が燃えやすい状態になっていたとみて調べている。火災は調理中の熱が壁に伝わり、内部に熱が蓄積して発火する「伝導過熱」が原因とみられている。

捜査関係者によると、同店では防火措置としてステンレスの板を張った木製の壁から、数センチの距離でこんろを使用。スープの仕込みなどで長時間、ずんどう鍋を加熱していたといい、日常的に壁の内部に熱が蓄積していたとみられる。実況見分の結果、こんろ脇周辺の壁は内部が乾燥して炭のような状態になっており、長年の熱で劣化していた可能性が高いという。2017/8/5 産経

筆者は現場勤務の時に「耐火壁」の認定を受ける経験をしている。耐火壁とは30分、1時間、2時間の3つのグレードがあり、何れも壁の片側で熱を加え、反対側壁の表面温度が260℃以上にならないことを確認する試験である。260℃は木材の発火点温度なのである。

その様な常識(思いこみ)があったから、今回の火災原因については認識を新たにした次第である。火災原因は「伝導過熱」であり、それは長い期間にわたって壁の内部の木材が炭化したことによる。木材が炭化するには100℃以上で起こるもので、長期にわたってこの状態が続くと木材の水分が蒸発して行き、多孔質化するそうである。この様に炭化した場合、木材の引火点260℃ではなく、170℃で引火して例があると言う。

専門店のガスコンロは火力が強いだろうし、寸胴鍋は大きい。170℃であれば寸胴鍋を長時間火にかけ、壁が近ければその位の温度になるように思える。鍋の中に水分があれば鍋自体は100℃を遥かに超える温度になる事は無い。会席料理でミニコンロの上に和紙の鍋で煮ものが出来るのは水分があるからである。しかし寸胴鍋の下部は170℃くらいにはなりそうに思えるからである。

一般家庭ではガスコンロ自体が小さいし、鍋も大型ではないだろうから今回の様な「伝導過熱」し「炭化」して「低温発火」することは無いと思える。特に家庭では2日とか3日をかけてスープを取ることは無い。筆者は100Wの煮込み専用鍋を使って、牛の尻尾スープを取ったことがあるが、せいぜい8時間であり、危ないから床に置いて周りには何も置かなかった。

終の住処のシステムキッチン(IH)を計ってみたら、壁(キッチンパネル)までは20㎝はあった。これだけの寸法があるのは魚を焼くオーブンの排気口があるせいの様だ。念の為、今度煮ものをした時に鍋と壁の間に寒暖計を置いて計測してみようと思っている。

なお家庭用のキッチンパネルはメラミン化粧板が多いが、耐火性は無いので直に火が当たると燃える可能性がある。多分ガスコンロメーカーの取り扱い説明書にはそのことが記載されているはずである。

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