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築地市場の豊洲市場への移転-10(対策案) [豊洲市場問題]

築地市場の移転先となる豊洲市場の建物下に盛り土がなかった問題で、土壌汚染対策を検討するため再設置された有識者による「専門家会議」の座長が17日午前、都庁で記者会見し「敷地全体で盛り土をするという前提が変わったので、現状を見て再評価する」と述べた。

座長は会議として結論を出す時期について「いつまでとは予想がつかない」と説明。今後、建物下に盛り土をする可能性については「難しいとは思うが、それも含めて検討する」と話した。2016.9.17産経

改めて豊洲市場の安全性について専門家会議が発足し、検討することになった。事は食品を扱う市場であるから、慎重に議論を進めるべきである。豊洲地区全体が土壌汚染されていて、土地価格の下落などの風評被害が既に出始めている、との報道もある。

安易な結論は都民や関係者の理解は得られないだろうが、何時までも「小田原会議」を続けるわけにはいかない。筆者の経験によると、例えば建物の構造に不具合が発覚した時に、「計算した結果、大丈夫である」という結論を出したがるものである。

しかし「計算」には仮定条件が必要であり、恣意的な判断が付き纏うものだ。それを設計者は懸念するし、素人の建築主は訝しがるのである。つまり本当は納得していないが、工期があるから不本意ながら了承することになる。

今回、専門家会議ではまず現状の環境測定をするそうだが、この結果だけを持って安心・安全を断定は出来ないだろう。測定にはバラツキがあるし、将来的には分からないからである。そして一旦都民や関係者の信頼を失っていることから、「何もしない」では誰も納得しないであろう。

筆者が提案する対策は、下図の「流動化土」を2m程度埋め戻す案である。流動化土とは土とセメントと水を混ぜたもので、コンクリートまでの強度は出ないが、5N/mm2位は十分品質管理は可能である。流動性があるからポンプで圧送が可能であり、狭い空間でも配管をするだけだから施工は出来る。透水係数は1×10-6cm/sec以下で、不透水層となる。
豊洲対策案.jpg

工事費と工期であるが、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、青果棟の建築面積合計が177,000m2で、2m埋め戻すと35.4万m3の流動化土が必要となる。工事費は材料費1.2万円、施工費0.5万円、経費0.3万円として70億円である。1日3000m3埋め戻すとすれば、実働118日であるが、昼夜交代で60日である。流動化土のプラントは都内では数が少ないから、現地にもプラントを造ることになるだろう。

なお建物の杭頭キャップなど構造体に流動化土が付着すると、杭に流動化土の重量(密度18KN/m3程度で土と同じ)が掛り負担となるので、フリクションカットが必要である。












家具を固定するL形金物は、壁板の奥の柱(又は1/3柱)に取り付けましょう



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